F-15の最近思うこと
ここには、F-15が社会的、科学的に最近気になったことや新たに発見したことを載せます。


F-15が新たに発見したことなどなので、もう既に知っているよ〜。と言う方には正直面白くないかもしれません。
また、F-15は文を書くのが苦手なので回りくどかったり変だったりすると思いますが、そこら辺は、なま暖かい目で見てやってください。

 6    科学技術者の不遇に対する反響   社会科学関連3回目
更新日時:
2005.04.04 Mon.
科学技術者の不遇に対する反響
 
実はだいぶ前になりますが、私のメールに、コラムの反響がありました。
科学技術者の不遇に関してのコラムについてでした。
まずは、正直言ってこんなコラムを真剣に読まれていて、更によく考えて意見を仰っていらして、こんなコラムでもキチンと読んで頂けて嬉しい限りでした。
 
一方で、一部の十分な裏取りが無い部分などについてはお叱りを受けたりもしました。
今までは、読む人もあまりいないだろうと思って自分で適当に思った様に書いてました。
もちろん、ウソを書いたりはしていないつもりですが、不十分な部分も多かったと思います。
これからも人間すぐには変われないですし、このコラムは私の勝手なコーナーなので限界もありますが、今までよりは責任を持って書きたいなーと思いました。
 
また、何かこういったコラムの文ばかり書いているとF-15ってただの文句いいではと思われるかもしれません。
しかし今のご時世、色々な情報が氾濫していますよね。その中から、必要な情報と必要で無いもの。ホントとウソを見分けるのは重要ですよね。また、有名なテレビ局や新聞社などが言っているから本当とも限りません。
ですから、こういったコラムで皆さんが少しでも疑問を抱いてもらったり、興味をもっていただければF-15としても嬉しいと思っています〜。
それから、丸投げする訳ではありませんが先に述べたように、もちろんF-15も間違った情報を書いている可能性もあります。ですからこれからも鵜呑みにせずにこのコラムも考えながら読んでみてくださいね〜。
 
ところで、そこで色々とコラムに関する話題について意見の交換をしました。
今回は、そのなかで前回に説明不十分だった部分などを色々とお話していきたいと思います。
 
まずは、科学技術者の賃金体系などの欧米型が良いか、日本型が良いかといった話になりました。
欧米型とは有力な特許が出来た時に出来高払いで決める方式を主に指します。
一時金が高いですが、お金にならない特許や特許が出来なかったりすると大変です。
日本型は、今までの様な横並びの賃金体系です。
 
これに関して、私のコラムを読まれて欧米型への移行を支持していると思われた方がいらっしゃるようですが、私はそうは思いません。
 
日本には日本なりの良さがあります。たとえば、発明や研究は一日で結果の出るものばかりではありません。10年先まで結果が出ないかもしれないし、半年くらいで出るかもしれません。そう言ったリスクを企業に受けてもらえる現在の方式の方が安心して研究したり継続して研究しやすい環境ですから、長い目で見た研究などがしやすかったりする訳です。
つまり、それが一概に悪いとは思いません。
 
しかし、一方で頑張って成果が出たのに全く何も無しでは変だと思うのですよ。
もちろん企業側にリスクを受けてもらっているので、欧米並に一時金を出して欲しいとは言いませんが、営業職とかでも成績トップで、ずば抜ければ金一封が出たりするかもしれないですよね(私は会社員では無いから解りませんがね)。
そう言った事が技術系職にも有って良いと思うのですよ。
その方がやる気が出ますしね。
また、前回取り上げた特許などは普通の物とはひと味違ったものですし、あの特許料収入に対しての換算ではもっと対価が支払われて良いのでは、といった事で書きました。
ですから欧米の様にすれば良いという意味で書いた訳では無いことをご理解頂きたいと思います。
 
どのような事柄でも何でもかんでもそのまま真似ては上手く行かないものです。
つまり、これからは今までに文化や学問などをそうしたように、欧米の良いところをもらって、日本風にアレンジしていけば良いと思います。
 
入試や大学での講義について。
数学が受験で無いとか色々と書きましたが、私のいた高校の学生のほとんどが私立の文系だったために、十分な裏取りもなく書いてしまいました。すいません。
 
実際には文系でも国公立をはじめ、入試に数学がある大学は多くあります。
また、文系は遊んでいるように書かれているとのお叱りも受けました。
私は全くそんなことは思っていません。私の今いる大学は1年次などは文理どちらも一緒なので文系の方は文系の方で大変なのは十分承知です。
そう取られたなら文才不足で申し訳ありません。
 
しかし、一方で数学V・Cや理科系のUを高校でしなければならいため、若干詰め込み気味になる。
基礎科目が多かったり実験が入るため、大学1、2年の教養ではコマ数が多くなりがちというのは事実です。
だから必ずしも大変だとは言いませんが、そう言った理系学生の生活にも目を向けて頂けたらなぁと思って書いてみました。
だってドラマとかでも専門学校生や医学生や文系学生が出てくるのって多いですが、理系学生って少ないじゃないですか〜。
 
理科離れと官僚などの理系不足
これに関しては、寄せられた意見でもその通りに思ったとの事でした。
 
まず、官僚などに理系が少ないのは先のコラムにも書いた通りなのですが、他にも理科離れと関連する項目で教科書審議委員などの問題もあります。
 
昨今、教科書審議といえば社会や国語の教科書の事ばかり取り上げられています。
もちろん、国語や社会も大変重要ですから審議をしてもらうのはいいのですが、どこの教育委員でも審議委員はほとんど全員が文系でして、理科や数学の教科書をどこまで真剣に考えてくれているのかいささか疑問です。
 
無論、文系出身の方からみた理科教育なども重要だとは思いますが、専門家である理系出身者がいなくて本当に何が今、必要な理科教育なのか解るのかという事も考えなくてはいけないと思うのですよ。
そう言った結果が、今の高校物理で電磁気学を始めに行うといったちぐはぐな教育になっているものと思います。
ちなみに、物理には力学、熱力学、電磁気学などがありますが、力学が物理の全ての基本ですから、最初にやらないとならないのですが、先のゆとり教育化の際にIT教育の一環だかで、何故か最初に電磁気を教える事になったそうで、解らない人が却って続出したり、あえて順番を今までに戻しているそうです。
 
私的には必ずしも「簡単=楽しい&解りやすい」訳では無いと思うのですよ。
難しくても秩序立てて理解すれば解りやすい事や身近な事と組み合わせれば面白い事も多くあると思います。
そう言った事を考えてもらいたいと思いますね。
 
ただ、他方で科学手品実験などを始めとして、新たな面白い分野の開拓も出てきています。
今後の再興を期待したいと思います。
 
専門家と一般の人の融和や文理融合
それから今まで散々、理系の話ばかりしましたが、ご意見を寄せて頂いた方は文系の方です。
そこで、最後にはお互い、これからは専門家と一般の方との歩み寄りが必要だという事で一致しました。また、これは直接は出てきませんでしたが、文理の融合にも繋がってくると思うのですよ。
 
たとえば、開発、研究職の人が開発ばかりしていれば良いかと言うと、予算の関係もありますし、開発する物はお客さんが必要なものでなければダメですよね。ですから営業や事務などの仕事を知っておいたり積極的に意見交換をした方が良いと思うのですよ。
 
もちろん、逆に営業の人が製品や開発の情報などを身につけたり、事務の方が有る程度開発現場を知っていたりとかした方が色々とスムーズだと思います。
 
他にもたとえば、裁判などでは科学的証拠の提出が求められることも多いですし、文学でも考古学では炭素14年代測定法などで科学の知識が必要だったりします。
これからは、こういった融合型の学問や職業が増えてくるでしょうし、相互の融合、理解が必要だと思うんですよね。
 
それから科学に限らず一般の方と専門家との歩み寄りも必要です。
今までは、一般の方の中では技術開発などは誰かが知らない所でやってくれている。
知らなくて結構、と言った感覚があったと思うのですが、これからはもっと興味を持って色々取り込んで欲しいと思いますし。
 
他方で、専門家も今までは知ってもらわなくても結構、と言った感じでしたが、これからは解りやすく説明する必要があると思いますし、これからの専門家には解りやすく説明できるという事も必要なスキルになってくると思います。
もちろんこれは、科学技術に限らず、薬学、医学、法学、経済といったこと全てに当てはまると思うのですよ。
 
もしかしたら私たちはそう言ったことの転換期にいるのかもしれませんね。
皆さんもこれからは、こういった様々な事象に興味を持って頂けたら幸いです。(もちろん私もですがね〜)
 
それから今回のコラム作成に当たって、ご意見を頂きました方にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 

 7    人生と選択                  思索と人生
更新日時:
2005.03.07 Mon.
人生と選択
 
つい先日、研究室配属という私的な行事がありました。
なんて事はない、ただの選択です。
しかし、どうにも優柔不断な私はなかなか決められませんでした。
最後の最後になってようやく、決めることが出来ましたが本当に迷いに迷った決定でした。
 
しかし、迷っている間に色々と考えたんですよね。
人間って日々、選択して生きているんだな〜と。
文学があまり似合わないF-15ですが、考えてしまいました。
今回は選択に関して考えたいな〜と思います。
 
私を含め、皆さんはよく考えると毎日、たくさんの選択をしている訳です。
それは小さなものなら、朝あと5分寝るかどうかとか、今日の昼食は何にしようかな〜、今度出る新作のゲームは買おうか買うまいか。
と言った具合です。
大きな事なら、仕事のプロジェクトの選択や会社を辞めるかどうかと言った事まであるかもしれません。
 
しかし、どれも共通するのは、選択する前には選択肢の数だけ未来があるのに、選択後には一つもしくは減数された未来しか残りません。
つまりは可能性を減らしていく行為のような感じです。
ですから、たとえば赤ちゃんの時にはその子は何にでもほとんどなれますが、私の様になると将来も制限されてくる訳です。
 
では選択って悪い事ばかりなのでしょうか。でもそうでは無いと思うんですよね。
普通の人は全てをパーフェクトに出来る人ばかりではないので、自ずと何かをなすためには代わりの事を制限して行かなければなりません。
それに選択するときには全く等価な選択は別にして、普通は成功率が高いとか楽しそうといった出来うる限りの良い選択を考えるものです。
そういった意味では、選択は必要不可欠なものかもしれません。
 
しかしながら、一つ一つの事柄をを選択して行くのは大変な作業です。
また、場合によってはリスクも伴います。
ですから、私なんかはそうですが、人は何かと選択をしたくなかったり先送りしたりします。
たとえば昔、ある本で書いてあったのですが、コンビニ市場が成長したのは便利という事が一番だが、アイテム数が限られ選択数が少ない事が却って、忙しい現代人に受けたと書かれていましたが、そういう面もあると思います。
 
しかし、それでも今回の事で思いました。
選択するときには非常に迷いますが、自分で自分の事を選択できる、自分の選択で悩めるっていうのは、なんて幸せなんだろうと、だって世の中には自分の事でさえも自分で選択出来ない事が、選択出来ても悩む時間が無い事が多くあります。
それはたとえば、用事だったり、仕事だったり、場合によっては不慮の事故とかで最後の選択である死さえも自分で選べない事も多いと思います。
 
それに選択を間違ったと思ったとしても、違う方を選んでいても成功した可能性もありますが、失敗した可能性もある訳ですから、全て選択が間違っていたと言うことは少ないのかもしれません。
 
まぁ色々と書きましたが、結局思ったのは、いつでも自分が納得のいく選択をしようと言うことと、選択出来る(選択で悩める)って実はすばらしい事だな〜。ということです。
 
皆さんも小さな選択から人生の岐路のような、大きな選択まで毎日色々とあると思いますが、その時に納得のいく選択が出来るといいですよね。

 8    タマネギみじん切り涙、対策案     オタと科学関連
更新日時:
2005.02.14 Mon.
タマネギみじん切り涙対策案
 
少し前になってしまいましたが、ショコラを攻略した際にタマネギのみじん切りをして泣きまくる翠のシーンがあります。もちろん号泣する翠もいいですし、翠の弱点であるタマネギを取って起きたい気分なのは山々です。
しかし二次元とはいえ好きな女性が困っているのに、このままでは男が廃る(マテ
こんな不純な動機の内容をコラムに載せようかどうか考えましたが、思い立ったものはしょうがない。
 
今回はタマネギみじん切り涙対策案を考える事にしました。
 
そこで私の少ない知識を総動員しました。
まずは原因がわからんと対処のしようがありません。
まずはタマネギ催涙成分ですが、これは主に「硫化アリル」というイオウ原子を含んだ非常に揮発性の高い有機化合物が原因となってるという説が有力なようです。
 
中でも2002年頃に食品会社のハウスの研究チームがまとめた結果によりますと、
以下抜粋
タマネギは鼻にツンとくる刺激で涙を出させてしまうものですが、これまでこの催涙因子(涙を出す成分:LF)は、アリイナーゼという酵素の働きによって、タマネギ中の特定のアミノ酸を分解する際に連続的に発生するものと考えられてきました。しかし今回の研究で、アリイナーゼが働いた次のステップで働く催涙因子合成酵素(LFS)がわかり、このLFSが働いてはじめてLFが合成されることがわかりました。さらに、LFSの働きが抑制されると、タマネギにもともと含まれている香り成分や、生理活性物質が増えることもわかっています。
(出展はこちらhttp://www.fsic.co.jp/bio/news/news/2002/news98.html)
なお、ハウス食品研究チームの皆さんにも利用させて頂くにあたり陰ながら御礼申します。
 
これは、裏は取っていませんが、英の有名科学論文誌ネイチャーに載ったようですし、本当でしょう。
という事は、LFSを抑える薬でも使えばOKと思いきや、そんな物はどうやら出来ていないようですから現状では無理ですね。それに催涙対策に薬を服用なんてお勧めできませんし。。
 
そうすると方法は一つ。体内にアリイナーゼ誘発物質を入れないようにするしかありません。
ということは硫化アリルを除去すればOK。なにをわざわざ遠回りしていたのか。
 
どうやら、調べたところによると、その成分は水に溶けやすいため目と鼻、主に鼻から入って吸収され催涙するようですね〜。
となると、まずは翠の取った水中眼鏡法もある程度は有効なようです。
しかーし、肝心な鼻からの吸入対策を忘れていらっしゃる。
だって、呼吸する際に入って来るのですから、鼻からの流入の方が多いに決まってます。
 
これの対策としてはアリニン系の成分は熱に弱いようです。
なので加熱して、たとえば切る前にお湯に浸けるとか電子レンジなどで調理するということが考えられます。
ところが、この方法ではもしかすると先に少しの熱を通すため若干、味が変わる可能性も否定できません。バラさんの舌を通過できれば可でしょうが、絶対とは言えませんね〜。
 
次に、先に述べたように硫化アリルは水に溶けやすい。従って水中で切れば無問題。しかし、硫化アリルは熱調理時に化学変化を起こして甘みに変わるとか。ということはまたしても味が変化する可能性も排除しきれません。
 
これら二つの案が否定されたと言うことは、タマネギ側でなくて人の方に工夫をするしかありません。
そこで思いついた最も簡単な方法は湿らせたマスクをすればどうでしょうかね?
これならある程度、硫化アリルをシャットアウト出来ると推定します。
もしも、化学薬品防護用のマスクならもっと効果的です。
 
更にはこれは私の思いつきですが、ペットボトルか何かに半分程度、水を入れ二つのストローを通し一つを水に浸け、もう一つを水中に出します。その状態で容器内を密封し、空気中に出ている方をくわえれば、簡易型のF-15式タマネギ催涙対策呼吸器ができます〜。容器内に外から入る空気は水を絶対に通るため硫化アリルは水で除去されます。それでいて口にくわえる方は、容器内にありながら、空気に出ているので水を吸ってしまうことは無いはず。
でも、この方式だとそのまま息を吐くと水が出ていってしまいますね。息を吐くときは鼻から吐くとかしなきゃなりませんね〜(欠陥品
 
ならば、化学実験室とかにあるドラフトと呼ばれる排気装置をつけてその中で作業をすればなにも問題ありません。作業が遅くなるとか、費用が大変かかるとかいう問題はありますが、これなら大丈夫〜。でもたぶんキュリオは導入してくれなさそう。。
 
とまぁそんな訳で一番実用的なのはマスクをすることです。
めでたしめでたし、と行きたいのですが。。
しかし翠はタマネギを切った後に。「思い出して涙がでるんだよ」と言ってました。
ということは。もしかして涙が出ているのは、条件反射で出ているのか!?
もしもそうだとすると、今までの対策は意味が無いではないか。。そうなると、場数を踏んで精神鍛錬するとか言う方法しいかありませんね〜。参った。。
そんな訳で今回の対策は空振りでした。せっかく、コラムにオタネタ入れるといった事までしたのに〜。
とまぁ今回はこの辺で〜。
 

 9    科学技術職の不遇         社会科学関連2回目
更新日時:
2005.01.12 Wed.
今日は、ニュースで気になった記事があったので、すぐ書き上げた簡易のコラムを取り上げたいと思います。なお、1月11日付けの新聞夕刊各紙を読んで更に加筆しました。ver2.00
気になった記事はこちら、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050111-00000030-mai-soci
ヤフーニュースから日亜化学と中村修二氏の特許権に関する争いであります。
私も気にして見ていましたが、私的には、ほぼ予想通りの結果でした。
予想通りというのは、確かにノーベル賞級のすばらし発明なのは誰でも認めるところです、何ってたってこれでダイオードで色の三原色がそろったのですから。応用範囲も非常に広く、まさにすばらしい発見です。
 
しかし一審ではさすがに高額だなと思ったのと、もちろん中村氏が一番の貢献度ではありますが、他の方も少なからず貢献をしているだろうと思ったからです。企業側も普段の給与を払ったりしていますし。
とはいっても個人的見解を言うともっと頑張って、二桁億単位の支払いを勝ち取ってもらいたかったのですが。。特に研究への貢献見積もりが5%は低すぎ。(裁判所判決より)
もっとあって良いと思います。
とはいえ今の日本の裁判としては、こんなものですかね。
 
また、私としては一審の結果が良かったと思っています。これは、日本は欧米に比べて科学技術者に対する扱いが粗雑だと言わざるを得ない部分もあるからです。
 
科学技術系の職に就くためには理系の大学などへ進学しなければならないですが、まずはここで差があります。文系は私大では受験時に数学なしといったところも多いですが、理系であっても国語などを受験しなければならないので高校で習うべき科目が多いです。さらに大学に入ってからも国公立の授業料は学科によらず基本的に一律ですが、私大だと理系の方が授業料が高い。
入ってからも基礎科目、基礎実験など一般的にコマ数が多くなりがちです。
 
就職しても差があります。(もちろんこれらは大学出の人に限らず、高校から就職した方などでも結果は同じです。)
もっとも最たるものは、行政です。国家公務員とかでも行政、法律などの事務官だと出世も早いのですが、化学などの技官だと出世は遅く、課長あたりで止まることも多いようです。また、こういった事により現場や科学知識に詳しい人がいなくなった性で、BSEや鳥インフルエンザを始めとする事象に対して行政の対策が遅れたという論議もされています。
 
また、民間企業でも現場などの厳しい職務環境に耐え、新製品につながる発明をして活力を与えるのは科学技術者ですのに給料水準が低い、出世も良くて工場長や技術部長止まり。日本の製造業を始めとする産業を底辺で支えて、日本を世界第二位の経済大国にしているのに、いまいち不遇なわけです。
 
参考までに
実は日本が独占したり日本でしか作れないものって結構あるんですよ〜。高張度鋼やカーボン繊維など例を挙げるときりがありません。あとはプラズマテレビも今のところ日本でしか生産できません〜。
 
子供の理科離れも心配されていますが、こうやって魅力の無い環境だと日本の技術は衰退しますよ〜。
 
そこで、先ほどの話題に戻りますが、ダイオードの裁判では一審で200億って結果が出ました。二審では違う結果になりましたが、この判決によって、こういった議題を議論する場が出来たと私は思います。そういった意味ではあの判決の意義は大きいと思います。
 
実際に最近では技術系職の登用や特許に対する対価の支払いなど見直す動きも各企業で出ています。
 
ただ、もちろん文系の事務職や営業職の方々でも頑張っている方もいっぱいいます。それに私が理系だからこういった事が良く目にとまってしまうのかもしれません。しかし、こういった顔の見えない裏側で頑張っている人たちがたくさんいることも知って頂きたいと思ってコラムで取り上げてみました。
 
なお、もしも更に良く調べたいという方が、いらっしゃれば講談社の「理系白書」を読んでみてください。

 10    マナーについて               社会科学関連
更新日時:
2004.12.31 Fri.
マナー
 
今回はマナーについて考えてみました。
 
この際だから言わせてもらいますと、ルールは守れないことが有っても場合によっては仕方がないと思いますが、マナーは必ずいつも守られるべきであると思っています。
 
ここで
ルールとは取り決められた約束ですね。破ると時として刑罰などの処罰を受ける場合があります。破るからには自分で問題が起こったときには然るべき責任をとらなければなりませんね。
 
一方でマナーには定義もなく破ったからと言って罰も特にありません。あえて定義すれば人と人が円滑に生活出来るようにするためのものとか、他人に迷惑をかけない様にする気遣いとでもいいますかね。
でも、これって重要だと思うんですよね。
 
たとえば私の好きなクルマ関連でいうと、まずはルール=マナーのもので。
信号を守る。一時停止は停止する。小路の交差点では徐行。こういった事は人としてドライバーとして当然のことでルールでありマナーですね。
他にもシートベルトもそうですよ。自分が事故を起こさない自信のある方でも対向車が飛び出して来るとかいう不可抗力な事も無いとはいえませんよね。そういった時に自分の命だけでなく、けがが軽ければ相手の人への思いやりになるわけです。こういったことはしましょうね〜。
 
逆にいうと、正直言って幹線道路での制限速度は遅すぎです。ぴったり走っていたのでは、渋滞の原因になりますし、周りのクルマもイライラしてきて却って無理な追い越しなどにも繋がり危険な場合もあります。なので、違反を奨励する訳ではありませんが、少々?(制限+XXkm/h位ですかね)の違反はマナー上は仕方ないと思いますね。他にもケースにもよりますが、交差点内での車線変更とか、タイミングによっては、そういう場所でしか出来ないこともありますから。
 
他にも車両の改造もそうですね。マフラーを少々いじったりなどは、マナー上は無問題です(つまりはOK)。
しかし、テールライトを白にする人とかがいます。普通でも見にくいですが、雪の日や霧の日なんかはどうするのでしょうね〜。後ろのドライバーへのマナーがなっていませんとしか言えませんね〜。フォグランプのつけっぱなしもそうですよ〜。
 
マナーに関して言うと、挨拶はクルマに限らずするものですよ〜。
道を譲ったり譲られたりがよくありますよね。
もちろんこちらもお礼を期待して譲っている訳でもないですし、急いでいたりやなんなりで挨拶できないこともあります。これはお互い様ですから仕方ないです。
しかし、明らかに余裕があるのに憮然として譲ってもらえるのが当然とか言う顔をされるとお互いに気分が悪くありませんか?細かな事ではありますが、挨拶はしましょうね。ちょっとしたことですが、お互いに気分良くなりますよね。ルールでは書いてありませんが、マナーとしては守りたい事柄です。
 
歩行者に対しても、左折時に巻き込み確認したり、信号のない横断歩道で止まるのは歩行者へのマナーですね。一応、こちらは運転免許という国家資格者なのですから、それくらいの余裕は見せたいものです。
 
他には高級車やRV車のユーザーの方なんかで時々見かけるのですが、大きいクルマだから譲られて当然と言った方。それではせっかくのいいクルマをお乗りですのに乗っている方の底が知れてしまいますよ〜。
さらには大きいクルマなのに右折時によせが不十分で後続がつかえるとか。。はっきり言ってクルマに遊ばれていますよ〜。
 
逆に先日、家のそばの小路に出たところ前にベンツがいまして、そのベンツは横断歩道前で止まるし、信号待ち中に駐車場から出てくるクルマを前に入れたり、幹線道路に出てからはちょうど良い速度でとばして、右折の時には大きいサイズなのにぴったり右に寄せていました。運転中なのでもちろんどんな方かは存じませんが、ああいう方こそああいったクルマが似合いますね。
私もクルマは普通のファミリーカーですが、ああいった心意気でいたいものです。
 
もちろん、マナーはクルマだけではありませんよ〜。
 
喫煙者の方なら
どこでもここでもところ構わず吸う人とか、その上吸い殻を道ばたにポイではマナー違反はもちろん、せっかくのかっこよさが半減どころか幻滅ですよ。
 
登山や釣り、観光とかで自然に入る人なら
山や海で誰も見ていないからと言ってゴミを捨てる人とか。北海道は国立公園とかが多いのですが、テレビで見たりや実際に自分が林道を歩いたりしていて、実際にゴミが捨てられている。せっかく自然を見に行ったのですから、その自然がいつまでも綺麗であるように心がけたいものです。
 
ネットでは
ネチケットを守るというのは常識ですよね。とは言っても難しいことは無くって、挨拶をするとか、まぁ一般的なマナーとそうかわりませんね。お互いに顔が見えない世界だからこそ、そう言ったことはきちんと行いたいものです。
 
オタなら
挨拶をする、臭気を漂わせない、人の話を聞く、周りに不快感を与えない。これはオタに限らず人として守るべきではないですかね〜。どうかと思いますよホント。。
リンク先のむぅさんが運営なさっている「むぅのいえ」はオシャレオタの総本山です。私は大したオシャレでも何でも無いのですが、私的にはこういった事も含まれると勝手に解釈しています。こういった意味でもああいった同盟をお作りになったのでしょう〜。きっと。。
 
普通の方でも
ゴミをそこら辺でポイポイ捨てる人とか、無理矢理割り込んできて何も言わない人とか。
明らかなマナー違反ですよ。
あとは、家の斜め前がゴミステーションになっているのですが、違うゴミを出す方。
私も今まで何度、ゴミの整理をしたことか。。見えないところで人に迷惑をかけている(=マナー違反)のですよ〜。
 
うーむ。こうして考えてみると「個人主義」と「孤人主義」を間違って解釈しているとしか思えない方が希にいますね。英語で言うと若干ニュアンスは異なりますが、
「individualism」と「egoism」の違いでしょうかね。
 
こうやってマナーを違反している人が増えて当然の事が出来なくなってくると、それがルールになってしまうんですよね。マナーは自発的に守るものです。
8:2の法則って、ご存じですか、たとえばある会社の8割の遅刻をその会社の2割の人が行っているというものです。さらにこの法則を突き詰めて、残りの8割を調べると2割の模範的な人と6割の普通の人に分かれるそうです。そうしてその6割の方がどちらよりになるかで、その世界は決まるといいます。
これをご覧の方のほとんどの方は6割または模範的な2割に属していて全体では8割の方だと思いますので、こんな事当たり前だろうと言った感じだと思いますが、ふとしたときにでもF-15とか言う奴がこんな事言っていたな〜。とでも思ってもらえれば嬉しい限りです。
 
とまあ、今回は結構辛口で批評しましたが(というか愚痴)、かという自分もマナーをしっかり守れているかと聞かれると、もちろん見えない部分なんかでご迷惑をかけている方も大勢いらっしゃるでしょう。しかし、いつでもこういった心意気でいたいものだと思っております。
 


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