ここの更新順と私のプレイ順は一致しませんので、ご注意下さい。
ver x.yzのxは大更新時、yは中程度のマイナーチェンジ、zは少しの更新をしたときに
数字が上がります。

F-15の勝手気ままなgame感想(ネタばれ)
このページは私、F-15がゲームをプレイして感じたこと、思ったことなどを勝手気ままに独断と偏見を駆使して載せています。

F-15の属性
先天的属性 お兄ちゃん(いもうと)、萌え、ほのぼの。
他にはシナリオが良くって自分を進歩させてくれる作品も好きです。基本的には凌辱系はあまり好きではありません。
 
後天的属性(カッコは開花させてくれたもの)
 おねーさん(pia3 羽瀬川朱美さん)、奥さん(フォーチュンクッキー 鷹弥佳恵さん)、魔法少女(スイートナイツ 七瀬凛々子さん)、凌辱(少しだけ)(スイートナイツの皆さん)、お嬢様(Canvas2 鷺ノ宮紗綾さん)、お姫様(プリンセスティア ティアナさん)、娘(ショコラ、チロルさん)、ツンデレ(パルフェ、花鳥玲愛さん)、妖精(永遠のアセリア エスペリアさん)
以上の方々の協力で新たな自分の一面がかいま見れました。この場を借りて御礼申し上げます。(笑)
 
なお、ほとんどどんな作品でもF-15は満足してしまう性質なので、どれも面白かったように書いてあります。

  16   第七回〜大悪司総論編の巻きver1.00
更新日時:
2005/03/28 
大悪司〜感想〜総論編 ver1.00
 
さらに詳しく知りたい方はアリスソフトホームへ
http://www.alicesoft.co.jp/
 
このゲームは何といいますかCM通りに
いろいろな意味で「かなりヤバい」ゲームでしたよ〜。
もちろん良い意味でですよ〜。
 
全くどうしたら、こんなスゲーソフトが出来るのか。
これを勧めた副管理人のtomgoには、私を殺す気ですか?と聞きたいくらいのゲームですね〜。
ちなみにジャンルは、地域制圧SLG型の○○ゲーといったところですよ〜。
 
シナリオ
シナリオは戦後間もない架空のニホンを舞台にしたオオサカ地域の統合が目的です。
主人公は、ヤクザのボスで山本悪司といいます。
もちろんヤクザものですから、裏金を使ったり、抗争したりで勢力を広げます。
なんといいますか、堅気の我々とは違った世界が味わえます〜。
 
テキスト
テキストも誤字、脱字などは無いと思います。
思うというのは、テキストはイベントで出てくる程度なので、全てやり尽くせなかったためです。
でも、もしも間違いが有っても、テキストがそれほど重要ではないので、まぁ良しでしょう。
 
システム
このゲームはこれに始まりこれに終わります。すばらしい。
どこがすばらしいかは後ほどまとめて書くとします。
ああ、でもバックログが無いので、聞き逃したら終わりというところが有るのが唯一の欠点でしょうか。
 
絵はアリスソフトの絵師さんが勢揃い?で描いているような気がします。
色々な絵がありますが、あれだけ良く描いていますね。
 
音楽
音楽の名前も「敵はしばく」と言った。ヤーさん丸出しの曲ばかりですが、かなり良い感じの曲がいっぱいですね。
それから唯一のボーカル曲である「遅刻ペンギンの歌」はアリスソフトの誰かが歌っているような変わった曲ですが、内容が大変にイケてます。お勧め。
人生の唱歌にしたいくらいです〜。
 
キャラクター
これに関してはもう
「神降臨」
です。
総勢キャラは100人を超えます。さらにほぼ全員がちゃんとした物語や人格などを持っていまして、これが非常に興味深い。
また、キャラごとに特定の人間ドラマが用意されていまして、これを見るとそのキャラクターをクリアしたことになります。
キャラクタークリアが無いキャラもいるのですが、それでもキャラクタークリアが80人分程度あります〜。
また、必ずしも強くしたりする事がクリア条件でなく、食い過ぎで死んだり、主人公の組から逃走する事が条件であることも有るのが非常に面白い〜。
もちろん中には感動的な話なども入っていますよ〜。
 
ちなみにキャラクターの声はありません。でも人数からして無理でしょうね。。
 
それ以外
システム捕捉
システムは非常に良く出来ていますし、買ってやってもらえば複雑ながら、意外にサクッと覚えられますがそれでは全く購入前の参考にならないので、このF-15が下手ながら精一杯説明させて頂きます。
 
このゲームは主にイベント、捕虜、部下、移動、戦闘という5つのパートを繰り返すことによって、ゲームを行います。
 
イベントフェイズ
キャラクターに関するイベントや収支報告が行われます。
なかでもキャライベントでは、100人を超えるキャラの色々な側面が見られて楽しい限り。
また、条件を満たさないと見られないイベントも多数あります。
 
捕虜フェイズ
戦闘でとらえた捕虜を懐柔して部下にしたり、不必要な場合は始末や拷問します。
かなり陰険なフェイズですが、ヤーさん同士の抗争を描いているので、これもまぁ仕方がないところです。
 
部下フェイズ
部下と会うことが出来ます。
ここで部下と会って色々なアクションを起こすことがイベントの条件になっていたり、部下の忠誠や戦闘能力や内政能力のメンテナンスを行うことも出来る重要なフェイズです。
 
移動フェイズ
これが、一番重要なフェイズです。
各地に部下を配置しますが、この配置が重要です。キャラの説明も兼ねて説明します。
 
キャラにはいくつか種類があります。
まずは、顔つきの主要キャラ目が描かれていない汎用キャラがいます。
主要キャラは同じ能力のキャラは一人しかいないに上に、能力も高いキャラが多く是非とも仲間にしたいキャラです。また、イベントも起きます。
 
汎用キャラはエリートヤクザや眼鏡っ子、警備員、老人といった様に同じ性質のキャラであれば、ほぼ同じ能力を持ちます。主要キャラよりは役には立ちませんが数を多くそろえられるために主要キャラの補佐的な役割を持ちます。
 
内政と軍事
軍事は敵対する組へ抗争をかけて戦うことです。
もちろん軍事、戦闘システムも非常に良く出来ていますが、これだけならば普通の戦略ゲームで多々あります。
問題は内政が意外に重要なことです。
 
このゲームは主人公がヤクザのボスなので、お金がとっても重要。
部下の賃金はもちろん。抗争にもお金がかかりますし、裏金工作もあります。
ですからお金を得られるイベントや内政が重要となります。
 
イベントでの資金入手は、ボーナスの様な感じですが、給与にあたる地域からのお金が重要です。
主人公のいる組をはじめとした組織は表向きは役所から依頼された地域の治安維持を目的としています。
ですから、地域の治安を守ることで市や地域からお金をもらい受けます。
つまり、収益力(集金力)や治安維持能力が高いキャラほど内政に向いています。
 
たとえば汎用キャラクターで言えば、エリートヤクザと眼鏡っ子を例にとると、
エリートヤクザは収益力が100万円に対して、給与は200万円です。
つまり雇っていると赤字キャラクターな訳です。
それに対して眼鏡っ子は、収益が150万円に対して給与は50万円で済みますので黒字がでます。
しかし、軍事能力は当然ながらエリートヤクザの方が数段上になります。
だってどう考えても眼鏡っ子に戦闘は向いてないでしょう〜。
このように大抵のキャラは内政専用または軍事専門となります。
 
また、治安維持能力も必要でしてこれは無能→普通→優秀→完璧の順で高くなります。
これは動物系のキャラ(犬など)は無能。普通の人は普通。警備員などは優秀となっており、普通の人だと同地域に二人は配置しないと治安が悪くなりがちです。
逆に完璧であれば、一人でほぼ完璧に治安を維持できます。
 
また、フナイ、ウメダのような繁華街は収益が高く設定されていますのでそういった地域には収益の高いキャラ。それ以外には違うキャラと言った工夫も必要です。
 
つまり、敵との隣接地域は軍事部隊を他の地域には内政部隊といったように無駄のない配置が求められます。
このようにどういった部下をどの地域にどのように配置するかが重要な訳です。
 
戦闘フェイズ
敵の支配地域に抗争を仕掛け、地域の支配権を奪取します。
地域によって支配しやすかったり、しにくかったりするので工夫をもった戦闘が重要です。
また、敵の部隊が自分の支配地域に攻めてくることもあるので、注意が必要です。
 
とまぁ大まかにはこれらのフェイズの繰り返しでゲームを進めていきます。
 
内容の方は?
主人公がヤーさんのボスなので、どうしても○○シーンは陵辱や拷問が多くなりがちとなります。とはいえ、その人のプレイスタイルによってはほとんど見ないで済むこともできますので、私のようなあまり陵辱好きで無い人でも大丈夫だとは思います。
ちなみに普通の暖かな?○○シーンなどもそれなりにちゃんと入っています。
 
それから、一見すると暗く陰険なゲームかと思われがちですが、そう言ったシーンはほとんど無く、全体で言えば7割がお笑い、2割が感動、1割がその他と言った感じですのでプレイしていても結構爽快な感じでサクッと行けます。
 
 
街並み
架空の街、オオサカが舞台ですが、カタカナ表記になっているだけで、ほとんどが実在の都市なのが面白い。私は大阪には旅行で少し滞在した事しかありませんが、梅田、黒門など実在の都市が多数です。さらにクロモンには黒門と同じように商店街があるといったようになっていますんで大阪の人には面白いかもしれません。
それから隣町で、コウベやロッコウも出てきますので、神戸の人でも面白いかもしれません。
 
主人公悪司について
主人公は当たり前ですが、ヤーさんのボスなので悪人ですが、これが極悪ではなく、私的には必要悪と言った感じでして、悪ながら愛嬌があると言いますか、いい味出してます。
任侠の世界を面白く良く描いていると思われます。
また、仲間のキャラなども最初は懐柔などで嫌々、組に入るキャラもいますが、悪司の行動に理解を示したり、時には悪司が義理堅いことをするので、それに答えてまた恩を返すといった雰囲気も見られ、なんというか、最近は忘れがちな、そう言った仁義的な感じは好きです〜。
 
萌え
ヤクザもので更に戦略ゲームなのに激しく萌えます。
キャラ数が多いので誰しも必ず一人は萌えキャラが居るはずです。
 
なお、男キャラの方も使えるキャラ、カッコいいキャラやイカす奴がいますので、ただの捨てキャラで無いのが面白い所です。
 
仲間
仲間に出来るキャラが非常に多いのは先ほど話しましたが、アリスソフトの過去の作品のキャラもイベントなどで仲間に出来るので、過去作品をやった方には面白いと思います。
また、仲間に出来るキャラも人間だけでは無く、犬や猿、まんぼうといった動物や大まおーの様な謎の生き物など盛りだくさん。
更に動物では戦闘は有る程度できても治安維持が出来ないなど当たり前ながら面白い設定になってます。ちなみに動物の給与は「くいもの」でなぜか0円。。
 
ハニー
今回、アリスソフトのソフトは初めてプレイしたのですが、敵や味方としてアリスソフトのキャラであるハニー(埴輪)が出てきます。
更にゲーム中でオオサカにはアリスソフトのハニービルという建物があって、制圧出来ます。
そこまでは良いのですが、たまたまアリスソフトのホームページを見てびっくり。
本社は大阪にあって、さらに住所はハニービル。。
参りました〜。
 
戦略性高い
何度も言ってますが、戦略性がオタゲーにしてはとても高い。
更には最初こそ大変そうですが、比較的初心者の方でもサクッと行けそうな雰囲気。
神降臨です。
さらに何度遊んでも新たな発見やモードがあることには驚き!
ただし、本当に戦略SLGなどが嫌いな方には向かないかもしれませんが。。
 
まぁそろそろ締めますが
このソフトを一言で表すと
「萌える戦略SLG」
いやー、オタゲーでここまで作り込まれたゲームは初めてでした。
皆さんも是非是非プレイして下さい〜。
 

  17   第六回〜フォーチュンクッキーの巻きver1.00
更新日時:
2005/02/25 
フォーチュンクッキー感想 ver1.00
 
気になった方はsmartホームへ
http://www.smart-soft.jp/
プレイ期間2004 年 秋
 
このゲームはsmartの処女作のソフトです。
内容は家族愛と幸せ、そして物事の運気に関して書かれています。
短く、キャラ数もそう多くはありませんが、私的にはなかなか良く出来た作品だと思います。
 
シナリオとキャラと不運回避システム
シナリオが一番重要ですが、キャラがシナリオに深く関連しています。
いつもと違って先にここでキャラ紹介も同時に実施したいと思います。
 
鷹弥家
主人公がいる家です。しかし、この家庭は家族関係が非常に複雑です。
詳しくはプレイされた時に調べて頂きたいのですが、簡単に言えば妹と母親である恋と佳恵は実の親子ですが他はみんな別々でして、片親が亡くなったりして再婚などを繰り返した結果の現在の家族構成となってます。
つまりは主人公からすると全員、直接血の繋がった家族では無いわけです。
しかしながら、家族全員がそのような事はあまり気にせず、お互い助けあって生活しています。そういったところは何といいますか、血の繋がりが無くてもちゃんと家族としていて良いなぁと私的に思いました。
 
しかし、この家族にはとんでも無い問題があったのです。
それは非常に運が悪いという事です。どのように悪いかというと、クルマが家に突っ込むのは日常茶飯事。他にも物が飛んで来るとか、様々な事が起こります。
ところが、そんな事にはめげずに生活をしていました。
でも、ある時に主人公は最大の悪運が家庭に迫っていることを知ります。
一方で回避する方法も同時に解ります。
しかしそれは、主人公がドキドキしなければならないという問題があったのです。
ドキドキするためには後は想像で補完してください。
 
鷹弥佳恵
このバラバラな家族を束ねているお母さんです。雰囲気はほのぼの癒し系〜。年齢よりも若々しい方です。
でもこの家の不幸の原因を有る意味持っている方でして、運気を非常に下げる効果を持っていらっしゃいます。
声は楠鈴音さんでイイ感じ〜。
 
鷹弥唯
主人公のお姉さんです。働いていてこの家の大黒柱です。ある意味、一番しっかりしています。ただ頑張り屋さんで少し無理をしたりしてしまう面も。運気は普通です。
声は夏川菜々美さんでマッチングも良いです〜。
 
鷹弥恋
主人公の妹です。兄である主人公には甘えて来ます。
彼女は非常に運気を上げる効果がありまして、超絶なこの家の不幸をある意味で水際で止めている人です。
どうやら佳恵さんは恋を産んでから運が悪くなったようなので、運が移動したのでしょうか?
声は文月かなさんで、こちらもイイ感じです。
 
以上三名が攻略キャラです。
 
安原家
主人公の家のお隣さんです。みなさん良い方で、鷹弥家はいつも助けてもらっています。
 
安原雅道
お隣のご主人で、唯の上司でもあります。父親がいないお隣の為に色々と助言などをしてくれます。
 
安原奈々子
お隣の奥さんで、佳恵のお茶友達とでも言ったところです。恋のバイト先の店長でもあって、こちらも主人公の家がお世話になっています。
声は理多さんです。
 
安原真由奈
お隣の家のお子さんで、幼稚園生です。
しかし、絶対に幼稚園生らしくない方でして、オカシイくらい非常に大人っぽい。
主人公が相談に乗ってもらったりとか。。
攻略は当たり前ながら不可ですが、非常に面白いキャラでした。
声は榎津まおさんです。
 
とまあ、こんな訳でして鷹弥家3人の家族によって違う特性を利用する事によって運気を上げ下げして調整し、不運を回避するように試みる訳です。つまり妹相手にドキドキすると運気が上昇。姉だと現状維持。母だと下がるという訳です。
 
それでシナリオ内容の方ですが、全般に渡って家族って、幸せってなんだろうか?といった事が描かれていまして、こういった事を考えさせてくれる内容となっています。
不運を背負っていながら全般に明るい雰囲気なのも私的にはイイ感じでした。
何と言いますかね。不運だからといって不幸では無いと言った感じでして、元気が出てくる感じです。
ただ、もちろん途中に少し暗い場面もありますがね。
 
テキスト
テキストは誤字脱字は特になく問題ありません。
 
システム
標準的なシステムです。ストレスは特にありませんでした。
 
絵に関しても、全く問題ありません。私的にはかなり萌えな感じです。
 
音楽
音楽もナカナカいいです。
主題歌の「しあわせのみつけかた」はこの物語を代表しているような曲で非常に良い雰囲気です〜。
他にも挿入曲などもナカナカなイイ感じの曲がいっぱいです。
 
それ以外で
更に少し捕捉
ほのぼのとしていながら、一方で、不運を回避するためにあくせくするという何とも言えない二つを上手く、描いていますね〜。
ただ、もう少し不運回避システムに関しては詳しく説明したり描き込んでほしかったです。
 
誰でも萌え〜。
家族三人が、母、姉、妹となっているので、たぶん必ず誰かに萌えがストライクすると思います。
因みに私は、妹、姉の属性は前から持っていたのですが、ここでとうとう、奥さん属性と言いますかも持っていることが判明(マテ
佳恵さん万歳〜〜〜。
私は結局何にでも萌えるのではないか〜。。
 
 
総評と一言
このソフトを一言で表すと
「家族で幸せ探しましょう〜」
家族のほのぼのとした生活に不運という、簡単で誰でも降りかかる事象を利用してメリハリをつけて、幸せとは何だろうかということを考えさせてくれます。
 
ちなみにSmartホームのパッチを適用してからプレイしないと、一部のキャラが攻略出来なかったりするのでご注意。
 

  18   第五回〜ショコラの巻きver1.00
更新日時:
2005/01/30 
ショコラプレイ感想 ver1.00
 
気になった方は戯画ホームへ
http://www.web-giga.com/
プレイ期間2004〜2005 年 冬
 
今回もネタバレが入っていますのでお読みの際はご注意を。ただ、いつもよりは控えめですがね〜。
 
さて、このソフトはリメイクされ、再販もされたソフトです。
さすがにそれだけのことはあって私的にはなかなかの出来ですね〜。
ジャンルは私的に内訳すると「萌えゲー」ですね。ホントにここのところ忘れていた萌えという感覚を回復させて頂きました〜。
 
シナリオ
萌え重視ソフトですが、シナリオも手抜きではなく、ちゃんとできています。
いくら萌えゲーだからってシナリオが全くの手抜きや意味不明ではダメですよね〜
その点、ショコラはシナリオも結構、納得出来るように出来ていてそれでいて萌えを壊さない程度に簡略と言いますかでして、私的には好感でしたね〜。
 
テキスト
誤字、脱字はほとんど無しでスムーズでした。別段問題はないです。
それからこれはシナリオともかぶりますが、テンポがいいといいますか、こういった感じのテキストは読んでいてあまり飽きませんね〜。適度なネタが良いです。
 
システム
良くできていて特に問題はありませんでした。香奈子さんの━(゚∀゚)━を調整できるとか、そんな事もできます(既プレイ者しかわかりませんね〜)
 
それからゲーム内のシステムですが、店長代理の主人公が攻略したいヒロインの場所へ移動する方式になっていまして、たとえば店のフロアとかキッチンといった場所です。
しかし、仕事が溜まるのでそちらもこなさねばならなかったり、簡単だけど奥深い。
これは私的には何故かPiaキャロシリーズのそれを思い出したりして(もちろん中身は大幅に違いますが)、楽しかったです。
でも、私は途中から攻略を参照しましたが、攻略を参照せずにイベントやCGをフルコンプするのは大変だと思います。された方はご苦労様でした〜。
それから、小さくデフォルメされたキャラがフロアとかで見せる仕草がキュートで私的にはツボでした〜(移動先を選んだ時に出るアレです)。
 
イベント絵、立ち絵ともに十分です。絵も個人的には結構、気に入りの感じですね〜。
 
音楽
曲はI’ve sound担当だけのことはあって、なかなかいい感じです。
挿入曲も「天然ボケに注意せよ」や「キュリオの七不思議」など面白くていい感じでした。
 
キャラ
このゲームではキャラはかなり重要な要素ですね〜。
今回は私的にお気に入りのキャラをランク及び表彰したいと思います〜。
 
まずは、特別賞から
特別賞 チロル
とうとうやってしまいました。家族関連属性でお兄ちゃん属性は先天的に。
おねーさん属性、奥さん(ママ)属性も後天的に持ちましたが、娘属性といいますか、パパ属性は持っていなかったのですが。。
これで開花してしまいました〜(マテー
ついでに炉利と妖精属性もかもしれませんね〜(ダメダメ人間邁進〜
でも、他人から何と言われようと、チロルたん〜万歳 ヽ(゚∀゚)ノ
更にシナリオが意外に切ない。。チロルたんと永遠に一緒のストーリーは無いのか。。残念ですね。
 
続いて本賞である、順位を
まずは第3位です。
第3位お二人です。
まずは、真名井美里ちゃん〜。
お嬢様、キタァァァ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ッッッ!!!
どうも最近はF-15にはかなりのお嬢様属性があることに気づきましてね〜。それも美里ちゃんみたいな、天然ボケっぽい、おっとりお嬢様サイコーー。
シナリオの方もヤのつく商売の方を相手に主人公が説教したり、意外に爽快。
 
同率で、結城すずちゃん〜。
おにぃちゃんキャラ (・∀・)イイ!! Verygoodですexcellentです。
久々にすばらしいお兄ちゃんキャラと出会いました。私の先天属性がつつかれる〜。
あの甘えっぷり。最高〜〜。
それから寝るときの衣装が下着に大きなYシャツ一枚とは、お兄ちゃん感動―――
(;´Д`)ハァハァ〜 (マテ
ホント良かったです〜。
 
第2位は
秋島香奈子さん〜。
香奈子さん〜。キタァァァ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ッッッ!!!
シナリオが感動ですよ。もちろん香奈子さんナカナカ色っぽい〜ですし。
主人公との学生時代のこと、3年半のブランク。ショコラの王道シナリオですね。
最後の付近は感動の一言。それからこのストーリーではチロルが重要な役をしていまして、そのお話との関連もあって、F-15は感動してしまいました。
ストーリーでは一番ですね〜。
 
さて残るところ第1位のみですが、1位と2位は正直言って、かなりどちらをどうしようか迷いました。しかし第2位の結果で、もう大方の予想は出来ているかと?思いますが。
 
 
 
栄えある第1位は
 
大村翠さんです〜。
翠さん、キタァァァ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━ッッッ!!!
 
 
                    \ │ /
                     / ̄\  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   ─( ゚ ∀ ゚ )< 翠たん〜サイコーです!
                     \_/  \_________
                    / │ \
 
1位に選んだのはツンデレであるとか、そう言った事も確かにあります。
しかし、ただそれだけではF-15はそれほど強いツンデレ属性では無いので、1位ではありません。
要因は一途なところです。
だめだ、もしも自分にこんなコいたら、F-15はもう失神ものですよ〜。
8年間も主人公の事を思い続けている。更に他の様々なシナリオでも自分と主人公が結ばれなくなることを知りながら、手を色々貸したり。
更に主人公が好きだと言うことを隠すためにずっとウソをついてきたり、正直じゃないなー、もう。
F-15にはこんな人ほっておけません〜。
 
是非、F-15を翠たんの一番の指定席に座らせてくれ〜〜〜。
しかし、たぶん
翠「はぁ、寝言いってるのか。ダメ人間を脱してから言えー」
鉄拳〜。
ううー、こんなダメ人間では、もらい手がいませんか。。精進しなくては。。
 
それから、シナリオも修羅場があったりして、最後の方は大変ですが、最後の最後でまとまっていい感じですし。香奈子さんエンドの対になると言いますか極になるエンドとでもいいますかで、内容も結構良いです。シナリオ、キャラ両方においてポイントが高かったのが、勝因ですね。
ただし、一言だけ。
なぜに翠たんだけCGの枚数が他のキャラに比べて明らかに少ないんだーーー。
戯画さん翠たんにももっとCGを入れてやってくれ〜。特に━(゚∀゚)━なもの希望します〜(マテーーー
 
 
 
もちろんここでは私の私的ランクから出てしまいましたが、
癒し系メイドの真子さん。
がんばり屋のパティシエのさやかちゃんも、もちろん良いキャラでしたよ〜。
 
それからキュリオのシェフのバラさん。
バラさんホントに良い方です。いつも主人公に適切な助言をしてくれたり、助けてくれたり。それから仕事に誇りを持っているといいますか、ああいった姿勢もすばらしい〜。
私も見習いたいものです。
 
あとは、主人公ですね。
主人公の結城大介もかなりいい奴ですよ。この良いと言うのは都合がいいとか言うことでは無くて、責任の取り方がわかっているとか、やるときゃできるとか、元ワルだっただけあって、色々と世の中、色々とわかっているとか言った意味ででして、○○ゲーの主人公にしてはかなり良くできた人間ですね。
ただ、真子さんシナリオだけはヘタレになりますが、まぁあの程度のヤサクレは誰にでもあるでしょうから、許容範囲ですね。
それにしても、主人公はあんなお店で、それもあんな女性陣相手に店長とは羨ましすぎる〜。オレにも分けてくれ〜〜。
 
 
 
それ以外で
 
北海道限定チョコ
チロルの大好物がチョコレートとの事でした。
それも北海道でしか売っていないローズのチョコとか。。
それってもしや、ロ○ズの生チョコの事では。。私はたまに親が買って来たりするのを食べますが、確かに美味しい。ブランデーとかが入った奴は絶品ですね〜。
ところが、値段が高いのと、販売店が近くに無いので私にはあまり縁遠いですがね〜。
しかし、あれって全国的に有名なのか?さらには道内限定なの?
みなさん、知っている方は道内から滅多に出ない、この哀れな井の中の蛙、F-15に情報をお寄せ下さい〜。
それからチロル〜。私の元に現れてくれたらロ○ズのチョコを山ほど食べさせてあげるよ〜(マテ
更によくよく、戯画のキャラ紹介見ると翠たんも生チョコお好きとか。もうこうなったらこの北の大地に降臨して頂ければチョコに全財産つぎ込みますよ〜(更にマテ
 
メイドさん
メイドさんに別段興味があった訳ではありませんが、このゲームをするとどうも、メイドさんっていいなぁ〜。とか思ってしまいますね〜。私は今までメイド喫茶とかに行ったことが無いのですが、行ってみたくなってしまいましたよ〜。
それからメイドさん萌え属性も存在することに気がつきました〜。
メイドさん最高〜〜。
 
 
総評と一言
このゲームを一言で表すなら「キュリオ万歳〜メイドさん萌え」といった感じです。比較的、誰でも受けが良さそうで、それでいて良くできて。シナリオと萌えのバランスもちょうど良いですし。大作や神経がすり減るゲームばかりやっていて疲れた方にお勧めです〜。キュリオのメイドさん達に癒してもらって下さい〜。

  19   第四回〜君が望む永遠の巻きver1.00
更新日時:
2005/01/28 
君が望む永遠感想
 
気になった方はageホームへ
http://www.age-soft.co.jp/
プレイ期間2002 年 夏〜初秋
 
今回も大小様々なネタバレが多数です。お読みの際はよく考えてからお入り下さい〜。
 
さて、このソフトは結構、どこでもかしこでもレビューされていますが、私もそれを見てそんなにすごいソフトならやってやろうってことで買ったのですが、まんまとハマりました〜。
 
みなさんにもターニングポイントとなるソフトが存在すると思います。つまりは、このソフトによってこの世界にハマったというものです。私の場合は、この前にも少しは○○ゲーをやってはいましたが、失礼ながら所詮は○○ゲーとか思ってました。
 
しかし、このソフトで180°認識が改まったというほど影響を受けたソフトでした。
もう、シナリオが「感動の一言」。
ただ、中盤は大変に鬱になります。なので誰でも楽しめるとは行きませんが、本当に人間的に成長させてもらえるソフトのような気がします。
 
シナリオ
このゲームはこれに始まりこれに終わるほどです。
 
大まかには二章に分かれていまして、一章ではヒロインの一人の遙との純愛ストーリーです。はっきり言ってほのぼの青春ラブストーリーでして、もちろんF-15はこういうのも好きですし、悶えるようなシーンも多くあって良かったです。
 
しかし、ある日を境にその幸せな日々が一転します。
事故で彼女だった、遙が昏睡になります。
それにより主人公は我を失い、そんな彼を見てくれた遙と主人公の友人である水月と主人公はつき合います。そうして3年後、遙が突如目をさまして二章の始まりです。つまりは究極の三角関係を描いているのです。
 
私もこういった予備知識はプレイ前に手に入れていました。しかし、一章が大変にくせ者で、幸せにしておいて突き落とされるようなシナリオでして、完全に感情移入をしてしまいます。良くも悪しくもその辺はうまいと感じました〜。
 
テキスト
誤字、脱字はほとんど無しでスムーズでした。とくに問題はなしです。あとは面白い場面では「ラヴてれぱすぃー」とか訳のわからない単語が飛んでいるのも私的には面白かったです。
 
システム
良くできていて問題はありませんでした。一式ちゃんとそろっていますし。ウィンドウの透過率を変えられるなどの細かい設定も可能です。
 
絵も立ち絵、イベント絵ともに結構あり、画風も私的にはいい感じです。
 
音楽
音楽も曲数が多く、場面にあった良い曲ずくめです。
主題歌の「Rumbling hearts」バラード調と見せかけてアップテンポな曲ですが、逆にそれがいい感じです。
他にも挿入曲では、「陽射し」という曲が何気ない日常を表していて好きな曲です。落ち着きますし。
「今はただ望むものに」や「夏の空」なんかもいいですね。「誰にでもある明日」は聞いていると感動の嵐です。
ただ、ちょっと後半の曲はストーリーを思い出して鬱になりますが。。
 
キャラ
キャラも一部の人間を除いて良い味がでています。今回は珍しくキャラ紹介をエンディングの紹介も交えてしていきます。ネタバレ多数注意!
 
主人公(鳴海孝之)
このゲームの賛否が分かれる原因はこの人です。私もこの主人公の「鬱と現実逃避には参りました!」ワースト主人公記録で1〜3位に入ります。
 
正直に本音を言わせてもらいますと、三角関係で悩むのは構いません。私も同じ立場なら悩むでしょう。しかし、問題はどちらか選んだのならあとは「最後まで突っ走れーーオマエ、一応、男だろ。一度決めたら最後まで突き通せ。このバカヤロー!」
女性を泣かせるのは辛いのはわかります。しかし本当にどちらか選ばなくてはならないのです。なのですから、身は一つ、選べなかった方を泣かせるのは辛いながらも仕方がないですが、それを見たくないからといって延々と先延ばしするなよ!
却ってヒロイン二人とも辛いだろうが全く。先送りと鬱のダメ人間ですね。同じダメ人間でもこうはなりたくないですよ。。
 
でも一方で、一章で遙の妹の茜を前にしての話なんかでは、意外にこいつ考えているなと思いますし。私自身、好きな彼女が事故で昏睡なんて事は経験したこともありません。ですからあの事故のショックで性格が一変したり、臆病になったのかな。とかとも思うので全く弁護の余地がないわけではないですがね。。
 
 
涼宮遙
本作のメインヒロインです。なんだかんだ言って本作は彼女の物語であります。でも事故に遭って薄幸な方です。
でも私的には一番好きなヒロインです。
遙さん〜〜〜ハァハァ。しっかりしているけどポカをしたりと私的なツボです。
また一見、儚そうに見えて内には強い部分も持っている。うーん。もしも普通のギャルゲーなら昇天ものだったのですが。
 
なお、本作では私的に次に紹介する速瀬水月のエンドが、ageの公式エンドだと思います。
しかし、そのエンドでも一番、印象に残っているのは、遙と海辺で「最後のさよなら」をするシーンです。○○ゲーをやってて、このとき初めて泣きました。今、これを書いている時も思い出して泣けてきます。
これ以上のネタバレを避けるために一部を変えて載せています。
遙    「最後は(さよならは)笑顔でしよう」
孝之    (目の前の遙が笑顔なのにオレはどうしても笑顔を作れない、今まで一緒だった遙との別れにそんな事も出来ないのか?いや、そうだこれが最後だ。最後の遙のために〜)
 
(;。;)〜泣き〜。泣きの一言です。
もちろん、遙のエンドもありますが、ここでは省略。
 
なお、声は栗林みな実さんです。どうやらage専属?っぽい方ですが、その声、演技ともに一級品であります。
 
速瀬水月
本作のもう一人のメインヒロインです。彼女も広い意味ではあの事故の被害者なのかもしれないですね〜。
少し、きつい感じのところはありますが、ちゃんと気配りもできる家庭的なヒロインです。
見た目には強そうに見えますが、遙の逆で意外に内面的にはもろい部分も持ち合わせていますね。
 
声は、石橋朋子さんです。学生時代の方が少し大人びた印象を受けますが、特にマッチングに問題ありません。よく演じていらっしゃいます。
 
涼宮茜
遙の妹で、メインのエンドが用意された三人目のヒロインです。
姉思いの良い妹さんで。遙が事故に遭って一番、精神的にも被害に遭われた方だと思います。
 
声は上原ともみさんです。演技の上手さではこのゲーム中で屈しだと思います。
 
大空寺あゆ 玉野まゆ
通称あゆまゆのお二人は、主人公のバイト先の方で、鬱なシナリオのオアシス的な意味があるものと解釈しています。しかしながら、私的にはこのバイト先の話はいささか、不必要といいますか、F-15的には悩んでいるのだからほっといてくれといった感じでどうも好きにはなれませんでした。珍しく未読スキップなどもしてしまい、あまり記憶には残ってませんね〜。でも、全く別のシナリオといいますかゲームだと思えばいささか楽しいと思います。
 
声は大空寺あゆが大友清里さん。玉野まゆが吉田恭子さん。お二人ともマッチングは良好ですね。
 
穂村愛美
通称まなまなですが、このエンドは思い出したくもありません。(脳内抹消)
もうこりごりです。知りたい方はプレイしてください。最高に鬱と恐怖に震えます。ホントに「勘弁してください〜」。
唯一いえば、ヒドい言い方ですが、この現実逃避の主人公にはお誂え向きかもしれません。ちなみに看護婦さんとして出てきます。
 
声は雨宮麻紀さんで悪くは無くむしろ良いくらいですが、このキャラをどうにかしてくれ〜〜。
 
天川蛍 星乃文緒
お二人とも看護学校の同期の方でして、文緒さんエンドはバットエンドですがすっきりしていますね。これまた主人公への天罰!
特記すべきは蛍エンドであります。この看護婦さんのエンドにはやられました。メインヒロイン以外のエンドで泣けます!内容はとってもベタなものなのですが、ベタなりに良くできている。その上、前向きに終わっている。私的になかなか絶賛のエンドです。ヒントというか答えは「死生観」であります。
 
声は天川蛍役に窪田聡子さん
星乃文緒役に 北斗南さんとなっていますが、お二人とも良かったです。
 
他には攻略対象外のサブキャラとして
 
平慎二
主人公の親友で様々な面でダメな主人公を支えてくれるいい奴です。なんでダメな主人公にこんないい親友がいるんだろうか。彼の方が私的にはいい奴なのになぜどのキャラも主人公の事が好きなのだろうか。やはり目が無いから(笑)
 
香月モトコ
遙の担当医の脳外科の敏腕女医さんです。大雑把そうに見えて、いつも的確な助言をしてくれます。なお、愛車はディアブロGTらしい。。
 
崎山健三
主人公のバイト先の店長さんで、通称「健さん」顔もどこはかとなく、有名な誰かさんに似ています。
ホント、いい感じのおじさん店長です(ホントにいい意味で)。主人公がミスをしたりすると的確に指導してくれますが、これがまた怒るのではなく考えさせるといった感じでして、あんな上司の下で働きたいな〜。とF-15は思いました。
 
 
それ以外で
内容からしてわかると思いますが、全員幸せになるエンドがありません。いつも言っているようにF-15は本来は、ハッピーエンド大好きではあります。しかし本当に現実に直面し奇跡も何も起こらない(遙が目覚めた事は奇跡ではありますが)。そういった非常に現実な物語なのが印象的です。
 
ほかに○○シーンに力を入れたと書いてありますが、実はこのゲームで初めて○○シーンをスキップしました。こんな状況でどうやって萌えるんだーーー。まず無理ですよ。
もっと考えてくださいageさん〜。
 
それからプレイ時間も長い。共通パートが少なく時間がかかります。鬱なシナリオと合わさって非常にメンタル面で疲れます。
 
時間も重要な要素の一つです。
遙が昏睡から目覚めるまでの期間が3年ですが、これがちょうど良い。もしも1,2年くらいなら目覚めた遙を選ぶと思います。5年6年たつと、明らかに水月を選びますね。しかし、3年がちょうど迷うころなのです。F-15はそう思います。
 
しかしながら、主人公は水月と2年近く過ごしているかもしれませんが、プレイヤーは3年前から突然に3年後に時間軸を移動させられます。なので、主人公はどちらかというと水月よりですが、私は遙ファンな事もありまして遙よりな感覚。どうもこのギャップをもう少し考えてほしかったです。
 
このゲームを通しても時間に関してはいろいろと考えさせられます。
ageホームに「時間は人にとってもっとも優しくて残酷なもの深く傷ついた心をいやしてくれる代わりに、あなたへの思いを移ろわせて行く」とありますがまさにその通り。このゲームの一つのキーワードは時間ですね。
 
それから繰り返しになりますが、ホントに鬱になるゲームです。
私も何度プレイ中はリタイアしようかと思った事か。。
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      Λ  Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::
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 ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
さらにはF-15はゲームの事は3次元の生活には持ち込まないタイプなのですが、君のぞをプレイ中はふと気がつくと自分の事でも無いのに悩んでいたり。ホントに鬱です。なので万人向けのゲームではありません。
購入予定の方はそれ相応の覚悟をしてください。ただ、全てプレイ後には人間的に成長したような気がしますし、何かを心に残してくれると思います。
 
ゲーム内容と離れて
本作の遙の昏睡原因は交通事故でしたが、同じドライバーとして一言。
遙を轢いた奴、あんな駅前のロータリーでどういう運転をしているんだ!ドライバーの風上にもおけん!
みなさんも事故には気をつけましょう。
 
なお、もしもプレイされるなら
水月エンド→遙エンド→茜エンド→(各種バットエンドとまなまなとすかいてんぷるのお二人のエンド)→蛍エンド
という順番が、私的にお勧めです。なお独断と偏見では括弧内は最悪はプレイしなくても可。特にまなまなエンドはもう二度と絶対にしたくありません!
 
総評と一言
このゲームを一言で表すなら「史上最強の心に残る鬱ゲー」といった感じです。えり好みの激しい内容ですが、気になった方は是非是非プレイしてみてください〜。
 

  20   第三回〜こなたよりかなたまでの巻きver1.00
更新日時:
2004/12/12 
こなたよりかなたまで〜感想〜
 
さらに詳しく知りたい方はF&C FC01ホームへ
http://www.fandc.co.jp/
Play期間、2004年 春
 
注意
今までになく、激しくネタバレしておりますので未プレイの方は「本当によく考えて」からお読み下さい
なんせ予備知識なしでやった方がよいと思われるソフトですから。
ネタバレなしのすばらしいレビューをお探しの方はリンク先サイト様にあるむぅさんの運営する「むぅのいえ」のすばらしいレビューをお読みください。(丸投げ)
ダメダメな私の能力ではネタバレ無しでは語れませんので。。(オイ
 
それでも、購入を迷っているとかF-15のダメダメな意見でもいいから聞きたいと言う方はお入りください。既プレイの方はもちろんすぐ入ってもらっていいのですが。
 
 
 
 
いきなりのネタバレで恐縮ですが、このゲームは私に「死生観」について考えさせてくれたゲームであります。
主人公の遙彼方(絶対に取って付けた名前ですね)は、末期のガンでして余命が幾ばくもありません。一方でそこに突然現れた、クリステル-V-マリー(クリス)は、ほぼ永遠に死なない吸血鬼でして、永遠の命と消えゆく命が奏でる切ないストーリーでした。
 
 
シナリオ
このゲームはシナリオのためにあるようなものです。
 
もうホントに「シナリオの神降臨」といった感じです。
あの短いテキストでよくあれだけのストーリーを詰めました。
 
F&C作品はF-15は好きで結構、良くプレイするのですが、いつも「シナリオが足りん」と思っているのですが、今回はF&Cさんやれば出来るではないですか(外注ですが)と思わせてもらいました。
 
まず、このシナリオの良いところは「語り過ぎていない」ところです。
もちろん、このことには諸説ありまして、語りが少ないとおっしゃる方も多いです。
実際、他のレビューサイトさんでも評価が二分しています。
ですが、私としては語り過ぎていないことが、良いところだと思います。
なんといいますか、考えさせるテキストになっているのですよね。
さらに短いからダレないですし。(そっちが本音かダメ人間)
 
それから最後はあるエンドを除いて主人公は死ぬのですが、死ぬ瞬間まで描いていないので、とても悲しいけれど幸せな気分で終われるのです。
これもまた先ほどの語りがどうのということと重なりますが、私的には死を描きながらもソフトに終わっている点が、良かったです。
 
ほかには、吸血鬼や魔物の退治屋とかいう非現実の物が出てきているのですが、その割に説明が少ないという意見もありますが、かえって説明をし始めるとそちらが主題になってしまいそうなので、あえて説明は省いたのだな〜。と思っています。
それに主人公がそれを受け入れてしまうのも死を目前にしているからこそだと思えば割り切れますし。
 
 
テキスト
テキストも誤字、脱字などは無く問題ありません。
それから、これはストーリーとも被りますが、テキストがとつとつと語られ泣きを強要していないのが、逆に感動を誘います。この点は私的には何となくNHKのプロジェクトXに似ているような気がします。こういうテキストって結構好きです。
 
システム
設定の点では全く問題なし。一通りそろっています(ただ、いつものF&C標準システムに比べると手抜きな面が。。低価格だからと割り切りましたがね)。縦書きか横書きかも選べるのでノベル風のゲームとしては、こういった点は評価できますね。
ただし、気のせいか重い気がします。うーむ。でも家のPCも古いし相性の問題かも知れませんがね。
それから、CDが一枚とかなり容量は軽いのですが、代わりにプロテクト入りでROMレス起動はできません〜orz
 
絵も私的には好きな方なので、全体としては良かったです。ただ、安定が無いといいますか、パッケージの絵と実際の絵とかとが何か違う感じを醸し出させていますね。せっかくのいい感じの絵なんですから、もう少し描きこんで下さいよ〜。それからCGが少ないです。でもまぁ、必要と思われる一通りのCGは揃っていますから、そんなに大きな問題でも無いですが。
 
音楽
これはもうI've sound降臨!!」といった感じでして
さすがは道産子企業〜良くやった万歳〜ヽ(゚∀゚)ノ
 
主題歌のImaginary affairはもう今までの○○ゲーの主題歌で五本の指に間違いなく入ります。
それもまた、何とも言えないほどシナリオとマッチしたフレーズとKOTOKOさんの歌、さらにはそれを引き立てるスローなバラード調のメロディ。サイコーです。普段は気にもとめない何気ない日常の大切さがわかります。
 
とくに個人的には、
二番の「ここからみえる明日にエールを送ろう〜降り止まない雨などここにはないから〜」と
最後の「ここから見える明日の絵日記描こう、平凡だってゆがんでたってそれが証し〜」
の辺りが気に入っています。
 
また、エンド曲の「こなたよりかなたまで」も、終わりを思わせる同じくスローな感じの曲ですばらしいの一言。
 
どちらもゲームをプレイされない方でもオープニングムービーでもダウンロードして聞いて欲しいくらいです(Imaginary affairの一部しか聞けませんが。)プレイ後に聞くとシナリオを思い出して泣けます。
 
それから挿入曲もすばらしいの一言。場面に合った曲が多数。ハズレや捨て曲なしの配備です。
 
キャラクター
これに関しては、いい人がいっぱいです。
主要なキャラはもちろん、一回くらいしか出てこない喫茶店のマスターや宝石屋のご主人達も、かなりいい人です。
あんな店があったら私も常連になります(マテ
ほかにも途中で主人公が最後を看取るおじいちゃんとか主治医の先生とかも良い人ばかりです。
 
それから主人公の遙彼方も死を目の前にしてのあの生き様。なかなか普通の人では出来ないような生き方ですが、あれにはもう「感動」です。いろいろとよく考えて行動できるなかなか居ない主人公であります。
ホントに主人公良い奴すぎだーコンチクショウ。
私的に今までのゲームの主人公の中でも五本の指に入る良さであります。
 
でも一方でこんな主人公ですから合わない方もいらっしゃると思いますので、まず、居ないとは思いますが、もしも購入前にこの感想をご覧になっている方がいましたら、主人公とうまが合うかを考えて購入してくださいね〜。
 
ちなみに主人公の彼方は出来る限り学校にも通い、その日まで普通を突き通そうとしているシーンが描かれているのですが、F-15も「地球最後の日に何をするか」と聞かれて、「普通に大学に通学」と答えて友人一同に笑われるような人間ですから、彼方には結構合いました()
 
もちろんヒロインたちも感動を与えてくれるキャラばかりです。
 
メインヒロインのクリスは、途中で性格が変わるのですが、すると
━━━(゚∀゚)━━━━(゚∀゚)━━━━キターーーーー
ああいうのサイコーって感じです。
 
他にも
退治屋の九重さん〜。照れた表情が萌え萌え〜(オイ
 
看護婦のいずみちゃんもああいう看護婦さん最高です。ああ、ちなみに最高というのはやましい意味ではなく、ターミナル医療(末期患者さんへの医療)に関わる看護婦さんとしてすばらしい方という意味です。ああいう医療現場に従事する方のお気持ちが少し分かった気がします。
もちろん、アレも私的にはサイコーでしたが(マテ
 
一緒にいる優もあんな小さい子なのに病気と闘ってさらに、まだ若いのにあんな事まで考えていると思うと色々と考えさせられます。
 
佳苗はシナリオが少し鬱なので、どうも印象が薄い感がありますが(脳内抹消)キャラとしては良いと思います。
私的にはあのシナリオだけはもう少し工夫して欲しかったです。せっかくの良い幼なじみキャラなのですから。ただ、一方で優の場合の逆といいますか。これからを生きる人間への接し方について考えさせられる大事なシナリオでもありますので、あのままでも良いのかもと思ったりも。。
 
友人の耕介も彼方をいつも心配している良い奴でして、今回はいいひとずくめでしたね。
 
声の方も私的には特に違和感も無くよかったと思います。
 
それ以外
シナリオの各場面が「楽章として区切られている」のですが、これがイイです。
人生って色々な表現がありますが、たとえによく自分が主人公の舞台だとかいう人がいますよね。表現は違いますが、一つの楽曲だと思う考えもアリだと思うのですよ。
 
さらに一番のさわり(曲のさわりとは本来、聞かせどころの事です)である最終楽章の主題がExcellentです。
クリス標準エンドは「金色の桜、輝ける春:独唱」(F-15の知らない曲ですが。。)
クリスgoodエンドは「こなたよりかなたまで」(まんまです。)
アンコール:フィンランディア:合唱」(シベリウスの名曲)
佳苗エンドは「この素晴らしき世界」(聞いたことがあるような。でも忘れた(バカ)
いずみ・優エンドは「ゲームの達人」(F-15は聞いたことないな)
二十重エンドは「ラストダンスを私に」(洋楽であるはずですが、F-15は聞いたことがないです)
 
とまあ、この様になっていまして、さらにこれらが、シナリオと関連があるのだから興味深い。
 
またしても激しくネタバレですがクリス標準エンドでは、なぜクリスが来たかが明らかになります。その上、彼方が亡くなるシーンが唯一描かれていて、桜の散る時期ですし、クリスは金色の人ですからこの曲でしょう。
ちなみに桜が咲くのは5月ですよね(私だけ。。)。
 
goodエンドは、「こなたよりかなたまで」の意味がよく分かります。ただなぜアンコールがフィンランディアなのかは歌詞がフィンランド語でバカなF-15には意味が不明なため不明ですが、なにせ名曲ですし聞いていると不思議と合っている気もします。それから挿入曲のささやかな一歩はフィンランディアをアレンジした曲ですのでお持ちの方は聞いてみてください。
クリスシナリオは「永遠を生きる命の寂しさと消えゆく命の儚さが描かれていると思います。」
 
佳苗エンドは、死を目前にした彼方と、その彼方を好きになった佳苗の物語がこれから続くというところで終わっているのでこれも合っています。
佳苗シナリオは「もう長くはいられない人が、これからを生きる人とどう接すればよいのか、その苦悩が描かれていると思います」
 
いずみ・優エンドでは、人生の勝者、敗者とはなんだろうか?ということが、人生をゲーム(チェス)になぞらえて語られているので、主題とのマッチングも良いです。
いずみ・優シナリオは「人は最後の瞬間に何を思うかを描いていると思います」
 
二十重エンドは、最後のダンスシーンに全てが集約されていますから、まさに主題通りであります。
二十重シナリオは「人は人に何を残せるかを描いていると思います」
 
のエンドも思い出すと、もう感動の渦に巻き込まれそうです。
 
 
とまあ、今回も勝手な考察や想像を色々ネタバレを交えて書きましたが、このゲームを一言で表すと
「見つめてみよう死生観」
です。人間を含めて全てのものにとって死はさけられないものであります。また、それはなかなか考えにくく考えたくないものですよね(特に私のような若年者層には)
しかし、誰しもいつかはその日が来るのです。それを色々な視点から描いている事に感銘を受けました。一方、それでいてストレート過ぎず、取っつき易いことにも感服しました。
プレイ後には必ず何かを胸の奥に残してくれることと思います。
 
最後に小ネタですが、
幼少時の主人公がクリスを口説いた文句に
「けっこんしようは、おんなのひととおともだちになるひっさつわざ」
これは、もしも意中の女性が現れたときには使わせてもらいますよ彼方君!()


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