さて、今回から早速初めますが、最初は大変につまらない、講義から始めます。
ええーー、ドラテクでないのと言った声が聞こえそうですが、冬道は危険な場合もあります。
ですから、まずは装備をしっかり行い、大まかな挙動などを頭に入れて置くことが、つまらないことながら重要です。
準備〜基本装備編
スタッドレスタイヤ
これは基本ですね。
しかし、そんな事知ってるという方が多いでしょうし、スタンドとかで履き替えれば向こうでちゃんとしてもらえますが。
スタッドレスタイヤは夏タイヤの空気圧よりも若干低めに入れるのが普通です。これは旋回、加速、制動をバランス良く行おうと考える夏タイヤと違って、空気圧を低くすることで設置面積を増やし制動性能を少しでも稼ごうという考えです。
それから、スタッドレスタイヤは履いてからすぐに冬道に行っては良くありません。
新品の場合は、最低でも100km程度は夏道で使用し、冬道に有効な面を出さなければ100%の機能が果たせません。なお、これはメーカーなどによって違う場合もあるので、確認してみて下さい。
それから、北海道の場合では、あまり乗らないクルマでも3年程度たつとゴムが劣化して性能が悪くなりますので、買い換えが必要です。スタンドやカー用品店などに持って行くとゴム硬度計があると思うので心配なら計ってもらいましょう。
オイル
この特集に来る方にはいないと思いますが、オイル交換はきちんとしましょう。
冬だからと言って特別なオイルを入れる必要はそれほどありませんが、まさか真っ黒オイルで寒い所へ行くとエンジンの傷みが激しくなりますよ〜。
ですからオイル交換はきちんとしましょう。
なお、出来ればでOKですが、低温時に硬くなりすぎないオイルの方が寒冷地では適しています。
ガソリン、軽油
ガソリン車の場合には特別な事は必要ありません。しかし、ディーゼルの場合には注意が必要です。軽油は融点が高いので低温でシャーベット状になる場合があります。
ですからもしもディーゼル車でいきなり、冬山などへ行く場合には、凝結防止添加剤を予め入れるか、寒冷地にあるスタンドで給油しましょう。北海道などのガソリンスタンドでは冬場は全てのスタンドで添加剤が予め入れられています。
それからディーゼル車はグローランプなどもいつも以上にキチンと見ておきましょう。
それからガソリン、ディーゼル共に冬場は夏以上に水が溜まりやすいので、水抜き剤も時々入れてやりましょう。
バッテリー
寒冷地仕様のクルマは最初からバッテリーが通常よりも大きな物が乗っているので、特に問題ありませんが、特に寒冷地仕様で無い場合や、また寒冷地仕様車であってもヘタレバッテリーでは、上がってしまいかねません。チェックしましょう。
ウオッシャー液
冬道では泥跳ねが多く多用することになりますが、凍ってしまっては元も子もありません。
北海道では-30℃程度までの不凍液ウオッシャーが売ってます。
そこまで行かなくても、不凍液のものに変えましょう。なお。-30℃の場合は二倍希釈で-15
℃と言ったようになるので、目的地や住所などの場所によって臨機応変に希釈したりして下さい。
雪下ろし
本当の名前が解らないので雪下ろしにしましたが、北海道などではホームセンターやカー用品店で売っている、クルマに積もった雪を払うブラシの事です。
普通、これにはブラシだけでなく、フロントガラスなどにくっついた、氷を削るエッジなどもついています。
各クルマに一本は欲しいものです。
なお、あれば良いので私のクルマの場合は安いオールプラスチックの物を使っていますが、特に支障は感じません。
ただし、無いと非常に困ります。
ワイパー
北海道の場合はワイパーブレードも冬用に変えます。
冬用の物は夏と違って、短く、穴が空いてないという特徴があります。
短いのは、雪の方が重いのでワイパーの駆動に負荷を与えないためであり。
穴が空いていないのは、吹雪の時にワイパーに雪が付着し、使用不能になるのを防ぐ為です。
なお、ワイパーに関しては地域によっては必須では無いかもしれませんね。
電熱線
電熱線も冬は非常に重要。
後部の雪を溶かしたり曇りを取ったり。
でもたまに洗車時に中から拭いたりして切れる事があります。
もしも断線した場合はカー用品店で補修剤が売ってますので直してやって下さい。
それからついでですが、車高を低くしたり、スカートをはかせているクルマは冬場はスタックの原因になったり、破損の原因になるので外す事を勧めます。
だって、除雪車状態になりますからね〜。
これで、必須準備はだいたい整いました。
次回は、有ると便利な物を取り上げます。
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