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ここはクルマに関するネタを取り上げたいと思います。
第一回目の特集は冬の運転です〜。
1      F-15の冬のドラテク〜。第七回、市街地走行Ver1.00
F-15の冬のドラテク〜。第七回〜実践偏〜市街地走行
 
さてさてついに、このコーナーも実践走行に入ります。
実際の走行では注意する点が多くありますが、市街地と郊外(峠など)では注意すべき点が違ってきます。
たとえば、峠では地吹雪のような自然現象に対しての対応が主ですが、市街地では信号の変わり目などへの対応に重点を置く必要があります。
 
したがって、市街地の冬道で気を付けることは主に四つ。
まずは止まること。とにかく止まることです。
次にすれ違い。車両間隔が試されます。
それから、小路などへどこまで入れるか。また、どうやってハマらないように気をつけるかです。
そして最後が他車や歩行者への配慮です。
 
アイスバーンと信号〜止まらない現実
まずは、私が運転していて危険だと思われるケースを元に考えてみます。
まず一つ目は雪は特に降っていないが、昼間に暖かかった為に解けて凍ったりして路面がスケートリンク状態の場合です。これが一番スリルを味わえる運転です。
 
この場合は、まずはとにかく止まることに全神経を集中させる事が重要です。
たとえば、何100m先かの信号機が赤に変わった場合でも速度などによっては止まれない場合が出てきます。
特に注意が必要なのは、下り坂の先に信号機が有る場合です。
重力による加速も加わり非常に止まりづらいです。
普段は何気ない程度の傾斜でも冬は非常に厄介なものとなりますので注意が必要です。
また、高架橋などは高架橋の降りた部分に信号が有る場合が多いため、こういった場所を走るときにも注意が必要です。
 
そこでこういった事に対する対策を言うと、まずは減速を早めに行うことです。
なかでも慣性走行(つまりアクセルオフ)の状態は非常に重要で、早めにアクセルオフにすることで、減速体制に早めに入ります。本当に滑るときだと何百メートルも手前から周りのクルマも慣性走行に入ると思います。
それから、次に信号機の見極めです。
目の前で信号が変わっても止まることなど不可能です。したがって、いくつも先の信号を見ながら進行するのが重要です。
また、歩行者信号を見て信号の変わり目を予想し、場合によっては青信号のうちから減速する必要が有る場合も出てきます。
 
それから、信号の変わり目になったが止まれないという状況も出てくると思いますが、そういった場合には状況にもよりますが、仕方がないので加速して、通過してしまう必要の有る場合もありますので臨機応変に行きましょう。
なお、冬場は信号の変わり目で止まれずに突っ込んで来るクルマがいます。というかそうせざるを得ない場合もありますので、逆の立場、つまり右折待ちや信号待ちの場合は青になったり矢印信号がついても、すぐに出発はせず、確認してから進みましょう
時間はかかりますが、事故に遭えばそれどころではない時間を消費すると考えれば、少ないものです。
 
発進と右左折〜急は禁物
他にも当然ながら、急発進しない。
ATだと2速から入るモードなどもあると思うので活用しましょう。MTでも空であれば、2速発進が有効な場合もあります。
右左折の際には非常に横滑りしますので、夏場以上に減速するとともに、右左折車が前にいるときには減速すると思って、こちらも準備しましょう。
 
坂での一時停止〜予め徐行で
あとは、滑ると言えば一時停止も問題です。特に下り坂の先にある一時停止は予め徐行していないと止まれないので、こちらも注意が必要です。
なお、路面が凍っているかどうかの判断も必要になると思いますが、詳しくは第四回を参考にして下さい。
あとは、とにかく止まらない事をちゃんと頭に入れることです。よく、様々なサイトなどで、最近のスタッドレスは性能が良い。とか色々と聞きます。それは否定しませんし、確かに年々良くなっていますが、北海道の市街地を走ると、私でも年に何度もスタッドレスの「すぐ止まる」のCMは全部大嘘(苦笑)と本当に思います。
特にこちらではシャーベットではなく氷ですから。
 
圧雪路と吹雪〜ライト点灯。でも思ったよりは走りやすい
次に氷ではなく雪の問題についてです。
まずは吹雪。吹雪といっても郊外と違って市街部での吹雪では視界が無くなるような事は滅多にないので、それほど問題視する必要はありません。
却って、雪が噛むのでグリップしやすく走り易いくらいです
ですが、必ずしも周りの全員がそうとは限りません。
 
まずはライトを点灯しましょう。全灯まで行かなくても尾灯くらいはつけましょう。後ろにいるクルマにとっては非常に楽になります。
次に、雪が噛むとグリップはしやすいのですが、進路変更や曲がったりする時には難しくなります。砂利道を走っている感覚で、ステアリングの「遊び」を活用して運転しましょう
 
雪山と小路からの合流〜冷や冷やの瞬間
それから、雪山。これが大きな交通の障害となります。
小路から出るときには、もう冷や冷やもの。大通りを走っている側としては、飛び出してくるかもしれないと言うことで、こちらも冷や冷やで、どちらの立場でも嫌なものです。
 
どうすれば良いのか?と言ってもこれに関しては対処法はこれと言ってありません。
お互いに気を付けると言ったことですが、あえて言えば、まずは見通しの良い場所にいるうちにある程度の見切りをつけること。それから、出入り口が広ければ斜め向きに合流する事で幾分緩和することが出来る場合があります
 
除雪車との遭遇〜余裕を見せて
それから、この厄介な雪山を持っていってくれたりするのに重要なのが除雪、排雪業務です。非常にありがたい事ではありますが、除雪車の方も注意を十分に払って運転をされているとは思いますが、除雪は一時間とかそう言う時間で簡単に終わるものではないので、場合によってはクルマを見落とすこともあるかと思います
君子危うきには近寄らずとはよく言ったもの。
クルマの側も作業中の除雪車には近づかないようにしたりするなど、配慮しましょう。
それから除雪中は車線が減少したり、除雪車がゆっくり走ったりするので渋滞しがちです。
でも冬の運転は我慢が重要。我慢していれば、どこかで道を譲ってくれるはずです。
もしもどうしても嫌なら、コースを変更するなどして対処しましょう。
なお、当然ながら交通量の少ない夜に多いです。
 
小路の走行〜譲り合いで
続いて小路。小路では渋滞などは無いのですが、小路は小路で危険がいっぱいです。
北海道はよく道が広いと言われます。
これは冬場の雪置き場の意味合いと新しく設計されたので、広く道路用地を取れたのが要因で、生活道路の小路でもクルマが十分にすれ違える程度の幅が用意されています。
しかし、冬場はそうはいきません。
雪で幅が狭まり、片側交互通行となります。更に一方通行といった規制も無いために非常にスリリングな運転が楽しめます。
 
まず、こういった道で対向車が来た場合は、回避余地があれば、なるべく止まって通しましょう譲り合いが重要ですし、運転の上手いクルマほど余裕があるのか余地を上手く見つけて譲ってくれるものです。例えばタクシーや貨物トラックなどプロの方はかなりの確率で譲ってくれます。
また、向こうが譲ってくれた場合にはお礼の挨拶でもしながら、とっとと通りましょう、もたもたしていると譲ってくれた側にも失礼です。
因みに当然ながら、すれ違いに失敗して擦った時は動いている側に責任が生じますから、プロの方が譲ってくれるのは、こういう事もあるかもしれませんがね。
 
小路の交差点で出会った場合には普段の交通ルールとは違っていても臨機応変な対応が必要です。
例えば、対向車が来て向こうが右折、こちらが直進ならば、対向車を先に行かせましょう。
すると、道が広くなりこちらが進みやすいですよね。
他にも左折しようとして、進みたい方向で一時停止で止まっているクルマがいたとしたら。
優先度はこちらですが、こう言うときも向こうに先に行ってもらった方が、良いですよね。
こういった様に臨機応変に対応しましょう
 
更に避ける時を始め、小路ではちょっとしたミスでかすったり、ハマったりしがちです、路面の雰囲気や傾斜などに十分に注意して進行しましょう
特に斜めに変なバンクが氷で出来ていると、横滑りしますので、気を付けて下さい轍が出来ているところでは、轍にハマったりしやすいです。特にこれは春先の幹線道路がでは路面が解けたくらいの時期に多いので、春先も注意して下さい。軽自動車などは轍が狭いので特に小路ではハマらないように注意が必要です。
 
高等テク〜他者への配慮
あとは、ここまで来るとある意味高等テクですが、余裕があれば他車にも配慮しましょう。たとえば、信号で止まった時に余裕があればルームミラーを見てみましょう。
後ろのクルマが速すぎたり、止まれるか怪しかったりしたら、安全に配慮した上で少し前に出てやるとか、そういった事もいいでしょう
それから斜め横断している歩行者の人は、足下は凍っているので転ぶかもしれません。夏場以上にこういう人には配慮しましょう
なお、自分が歩行者の立場の時にはこういう行為は夏場以上に慎みましょう。迷惑です。
 
それから、生活道路などでは道路が狭いと歩行者の人が車道を歩くこともしばしばです。
こういった時にはクルマを気にして歩行者の人が避けてくれる場合が多いのですが、避けるとたいてい、そばには深い雪があって靴などが濡れて大変です。
クルマの側は避けてもらえなかったとしても、時間が遅れる程度ですから、極力歩行者の人を優先しましょう。もしも避けてくれたら見えないかもしれませんが、挨拶くらいはしたいものです。
 
更にどうしても止まれない時にも最後の手段として、損害の少ない側を選ぶ努力が必要です。
たとえば、前のクルマに衝突するよりは、雪山に衝突した方がマシですよね。
自損で済みますから。
電柱と他車の場合も状態にもよりますが、電柱を選んだ方が物損で済むのでいいかもしれません。
また、右折レーンが空であれば、そちらに突っ込むのも良いかもしれません。
こういった様に、究極の選択になりますし、緊急時は慌てていてこんな事を考える余裕も無いかとは思いますが、頭に入れておきましょう。
 
道内ではクルマの平均速度が速くAT車であれば普段はオーバードライブはオンで走る事が、多いです。ですが、冬場は市街をオンの状態で走るとブレーキをフットブレーキのみに頼るため大変です。
常時オフにするか、ちょくちょく切り替えをしましょう。2に落としてエンブレを効かせるのも状況によっては有効です。
MTの場合も早めのシフトダウンでエンブレを有効に使いましょう。
 
安全運転、でも速度はそこそこで〜
最後に安全な運転をした上での事ですが、雪道となるとビビってしまって、非常にゆっくり走るクルマをよく目にします。
たとえば、幹線道路なのに20km/hとかで走っているクルマです運転に自信が無いとか、どうしても慣れないのならば仕方がありませんが、冬場であっても案外流れは速いものです。当然、状況にも依りますがせめて制限速度-10km/h程度では走りましょう。
だって、信号もずーっと青で先頭なのに徐行の様な速度で走っては迷惑ですよ。
冬場はただでさえ渋滞しやすいので、あまりに遅いと周りもイライラの原因となります。
特に上り坂は止まり易いので、上り坂の連続する場所などでは、過信は禁物ですが、周りのクルマのペースも速いと思います。
つまりは、夏以上にメリハリをつけて運転することが重要だということです。
必ずしも遅い=安全ではありません。
 
次回は郊外路走行です。
更新日時:
2006/11/04 
2      F-15の冬のドラテク〜。第六回、駐車の方法Ver1.00
F-15の冬のドラテク〜。第六回〜実践偏〜駐車の方法
 
今回からは実践編。
 
駐車の方法など
実践ということでドラテク〜!!
と思って期待していた方にはスミマセン〜(誰もF-15のドラテクなんて期待してねーよ。。
 
しかし真冬では駐車一つでもコツが必要です。
まずは、駐車や駐車場からの出発を見てみたいと思います。
 
まずは、出発です。
とはいえ、これは雪国以外の方へのコラムですんで、ホテルかどっかに泊まって、大雪の次の日としてみましょう。
 
さて、朝起きると雪でいっぱい。
見慣れない雪の風景を見ながらクルマに向かいます。
すると何という事でしょうか〜。クルマが雪に埋もれています。。
こう言うときには、雪の量にも依りますが、可能であればまずはエンジンをかけるを一番としましょう。エンジンが暖まるまで時間がかかりますしから。
 
因みに暖機運転は必要ない!環境に悪い!などと言う話も聞きますが、それは確かに最もですし、最近のクルマの性能は良いので暖機運転は必要ないかもしれません。
ところがどっこい。真冬の北海道などではそんな事を言っていられる状態では無いことの方がしばしば。
たとえば、-10℃以下の世界を考えてください。
クルマも流石に暖機運転をした方がエンジンなどにも良いと思いますし、もしもエンジンが良くても乗る人に良くありません。
更にもしも乗る人も厚着で我慢といっても、ヒーターはエンジンの廃熱を利用しているため水温計(速度メーター類の場所にあるCとか書いてあるメーターです)が上がらないとヒーターも使えず。と言うことは、窓も曇ったまま。。
環境云々ももちろん考えて走るのは私も賛成ですが、非常に危険な状態にしてまで環境に配慮するのはナンセンスです。
気温にも依りますが暖機運転は行いましょう〜。
 
さてさて、後ろのマフラーの付近が雪に埋もれていない事を確認してまずはドアを開けてエンジンをかけます。
 
続いては雪下ろし。クルマに乗った雪をブラシで落とします。
また窓に関しては雪下ろしブラシにはピックが大抵は着いていますんで、それで削ってしまいましょう。ガリガリと音がしますが、窓は傷つかないはずなので、大丈夫です。
そうしてワイパーを降ろして、クルマに乗り込みます。
ただし、ここで二つの注意を。
 
一つ目は足の雪をほろってクルマに乗りましょう。そうですね。ドアの足下付近のヘリにでも足を軽くぶつけると言いますか、パンパンとほろって乗りましょう。
これは、クルマのなかをベチャベチャにしないと言った効果と、足に雪が着いてアクセルなどを踏むときに滑らせないといった安全に対する効果の二つがあります。
ちゃんとほろってから乗りましょう。
ただ、神経質にはなる必要はなく、落とせる範囲で結構です。少しくらいなら残っていても自然に解けます。
 
それからもう一つは、なるべく薄着で乗り込むと言うことです。
ただ、薄着と言ってもTシャツ一枚とか言うことではなく、コートやらジャンバーやらは脱いで乗りましょうと言うことです。
この理由は、特に吹雪の場合などは、ヒーターは暖を取るためだけではなく、窓の雪を溶かす役割もあるので暑いからといって止める事が出来ない事も多々あります。
そう言う時のために、長時間運転する場合などには特に薄着で運転しましょう。
(非常に短時間の運転の場合には厚着の方が良いですがね)
ただし、場合によっては吹雪の中、様々な事情でクルマから降りたりする場合もあると思います。ですからコートなどもトランクなどには入れずに出来るだけ、手元には置いておきましょう。
 
それから先ほども話しましたが、エアコンは電気を食うので、エアコンを使うと燃費が大幅に落ちます。しかし、ヒーターは基本的にエンジン廃熱を利用しているので、利用したからといっても大幅に燃費が落ちると言ったことは無いはずですので、遠慮せずに使いましょう。
 
さて、乗り込みました。まずは、ヒーターの風向きを窓に全量当てて、窓の雪を溶かしましょう。解けたようなら、足下にも回したりしましょう。
しかし、吹雪の日などの場合はずーっと窓に回さないと溶かせない場合もあります。そう言う場合には覚悟しましょう。
それから、エアコンは気温が5℃以下程度になると除湿機能が効果を発揮しません。
ですから、窓が曇る場合には外気導入にして曇りを取りましょう。
冬の走行では常時外気導入が普通です。
 
また後部のガラスが曇る場合には電熱線を使いましょう。
ただし、電熱線は非常に電気を食うので、バッテリーが上がったりしないように工夫して使ってください。
 
それから運転席側と助手席側の窓が曇るとバックミラーが見えなくなります。最新のクルマにはそちらにも風が回るようになっていますが、古いクルマだとそちらには風が回らず、曇る事もあります。曇りを窓ふきなどでふき取るようにするか、運転席と助手席の手元の吹き出し口を窓向きに変えて、窓の曇りを取りましょう。
 
さて、少しすると窓の氷も解けて運転できるようになりました。
出発です。
 
駐車場の利用
冬の運転は非常に疲れるものです。特に天気の悪い場合ほど、こまめに休むようにしましょう。また冬の場合の駐車場(道の駅など)は夏よりも重要ですなぜならば、休憩以外にも。
 
情報の入手
冬の峠などでは刻々と状況が変化します。そういった情報を入手しましょう。
 
トイレなど
ヒーターをかけっぱなしになりがちなので喉が渇きます。そう言うときに水やお茶などを飲むのは構いません。というか、冬のドライブでは飲み物は必須かもしれません。
ですが、逆にトイレも近くなりがちです。
冬場は夏よりも距離当たりの時間がかかるので、こまめにトイレに行きましょう。
 
クルマのメンテ
冬の場合はちょくちょく止まって確認する項目がいくつもあります。
 
まずは、泥はねを見てください。
雪や氷がたまっていませんか?
これが沢山溜まりすぎると、場合によってはハンドルが切れなくなる場合もあるほか、そうでなくても途中で落ちたりすると他のドライバーの方に迷惑です。(特に大型車とか)
泥はねを軽く蹴ったり、雪下ろしブラシで軽く叩いたりすれば落ちますので、落としましょう。それから忘れてならないのが、落としたまま出ていく人がいるのですが、出来れば落とした氷は邪魔にならない場所に蹴るなり、崩すなりして極力配慮しましょう。
 
それからワイパーも冬用のものは、雪の着きにくい構造になっていますが、場合によっては雪が付着することもあります。ワイパーのゴムを痛めないように注意しながら氷を取り除きましょう。
 
待避場所
最悪、これ以上は無理。。と思ったらそう言った休憩所に待避しましょう。
天候が非常に悪くても地元のクルマは道が分かっていたりして大丈夫な時もありますが、だからといって同じように自分が大丈夫だとは限りません。
また、変な場所でスタックするよりも、休憩所に居る方が安全、安心。
それこそ視界が無い道路で止まっていると後ろから追突されかねませんからね。
場合によっては止まる勇気も必要です。
 
さて、上手くドライブも終了して、今度はまたホテルに戻って来ました。
長時間駐車するときには工夫が必要です。
 
まずは平坦な場所。
夏場と違って冬場はサイドブレーキを極力かけない様にしましょう。
これは天候によっては、サイドブレーキが凍ってしまい、動かなくなることがあるためです。オートマではPにマニュアルでは傾斜方向などによってRか1にしましょう。
ですが、サイドブレーキをかけないと言うことは逆に言えば動き出す危険があると言うことです、なるべく平坦な場所に駐車しましょう。
また、どうしても平坦な場所がなくってしょうがない。と言うときにはやむ終えずサイドブレーキをかけますが、その時にもサイドブレーキをかけない場合の危険とかけた場合の危険といいますかを状況によって天秤にかけましょう。
 
それから、出やすい場所を選びましょう。
出やすいというのは出入り口に近いという意味ではありません。
除雪車などが駐車場に入った時を考えて、除雪車の邪魔にならず、かつ除雪がしっかり行われそうな場所に駐車しましょう。
次の日の労力が大幅に減らせます。
 
なお、市街地での路駐はやめましょう。
除雪車の邪魔になるといった迷惑だけではなく、事故の原因にもなりますし、更にはクルマの周りに除雪車が雪を残していって(除雪車からするとそうするしか無いのです)大変な目に遭います。
 
それからワイパーを上げましょう。
これを忘れるとワイパーが逝かれて酷い目に遭います。。(経験談)
天気の善し悪しにかかわらず、雪の降る地方では絶対に上げましょう。
もしも降ろしたままにするとワイパー付近に溜まった水が凍って窓と張り付き、更には水が氷になるときの膨張で最悪はワイパーが逝かれてしまいます。
 
それから、後ろのワイパーは忘れがちになりますが、そちらも忘れず上げましょう。
 
また、立体駐車場に入れるときにはクルマの雪をほろってから入りましょう
雪が駐車場自体の故障の原因になるばかりか、他のクルマに解けた水滴が落ちますし、色々と問題が発生します。
 
クルマへの積み残し
クルマに飲み残しのお茶などを入れっぱなしにしていないでしょうか?
置きっぱなしにすると、次の日には凍ってカチンカチンという事も多々あります。
更にはそれで、缶やペットボトルが破裂。。何てなったら掃除が大変です。
水物は極力クルマに残さない。また他のものでも低温になって困るものなどがあれば、クルマから降ろしておきましょう。電池etc..
 
さて、次回からは本格的に走行時の話に移ります。
 
更新日時:
2005/12/23 
3      F-15の冬のドラテク〜。第五回、挙動〜各論編Ver1.00
F-15の冬のドラテク〜。第五回〜クルマの違いによる挙動の違い。
 
今回は前回に引き続きクルマの挙動などに関する話です。
 
冬道でのクルマの挙動〜車種による変化
冬道では前回に述べた様に、いつも限界状態で走行しているようなものなので、クルマの違いが挙動にはっきり出ます。
 
駆動による違い
 
FR
MRなどに乗った事がないので解りませんが、FF、FR、4WDの中では一番、運転が難しいのでは無いかと思います。
 
取り扱いが難しい理由は主に二つあります。
一つは大抵のFR車は後輪に重さがないため、加速が異常に遅かったり、上り坂でスタックする可能性が非常に大きい事にあります。
 
加速が少々遅いのはしょうがないですが、アイスバーンの登りなどでは、発進不能になったり、著しく加速が遅かったりして取り回しが大変です。
これは後輪上に重さがないため、タイヤが浮いてしまう為のことです。
 
したがって凍った登り坂ではハザードをつけて下まで降りる事を余儀なくされたFR車を時々見かけます。
また、シャーベット路面でも空転しやすいです。
RX-7などのFRスポーツでも凍っていると軽自動車の4WDに抜かれることもしばしばだったりします。
 
対処法としては、上り坂の途中で止まらないように信号などをよく見たり、徐行して時間を稼いだり、場合によっては坂の下で予め止まり、信号が変わる頃に発進すると言った工夫が必要です。
道が混んでいると、しにくかったり、後ろのクルマには申し訳ない気もしますが、動けなくなるよりはずーっとマシです。
 
また、トランクに重りとなる物を積んだり、燃料タンクが後ろにある車種は常時満タン近くにすると言ったことで、有る程度軽減できます。
 
もう一つは、不安定さです。夏場は挙動が比較的簡単に変わり面白いのが、FRですが、冬場はこちらが意図しないのに勝手に挙動が変わることが多く冷や冷やものです。
 
特に発進や加速の際に急発進や急加速すると簡単に安定を失い、俗に言う尻振りと呼ばれる、後ろが振られる現象になります。夏ならカウンターステアリングだの何だのと色々対処があるでしょうが、冬はそのままスピンしかねません。
他にも下りで急にエンブレをかけると、同じく安定が乱れたりもします。
 
対処方は、前に述べた様に重りを積むことで軽減出来ます。
また、基本ながら、急のつく運転をしない事にあります。
 
利点
利点は少ないのですが、あえて言えば先ほど書いた様に挙動を変えやすい為に、滑ってからも若干、元に戻しやすいことがあります。
しかし、一旦崩れた挙動を戻すのは簡単な事ではないので、過信は禁物です。
また、後輪が空転しても、重さが無くて空転している場合も多いので後ろに誰かに乗ってもらったりで解決したり、最悪の場合は何人かで後輪部分を持ち上げ(セダンなどはエンジンが無いので後方は軽かったりします)、場所を変えるといった技を使うこともできます。
しかし、これらはハマり易い裏返しでもあることを忘れずにお願いします。
 
FF
FFの場合は前に重たいエンジンが乗っているため、FRよりは安定した運転が可能です。
しかしながら、凍った登りなどでは滑って上れなくなる可能性もFRよりはかなり低いですがありますし、急発進時には空転したりすることも多々あります。
 
また、挙動が乱れると非常に元に戻しずらい為に注意が必要です。
 
また、ハマってしまった時にはFR車の様な方法も使えませんからより注意が必要です。
 
ただし、一般的にはFRよりは運転しやすいかと思われます。
 
4WD
北海道では普通のセダンやコンパクトカーでも4WDがあるくらいで、冬道では一番の安定を誇ります。
4WDの利点としては、冬道でも比較的急発進などが可能で挙動も安定なために、夏道に近い運転が出来る他、上り坂で停止した場合や融けかけのシャーベットなどの悪路でも安心した走行が出来ることです。
 
しかし、デメリットが無いわけではありません。
ブレーキ性能
エンブレは四輪に効きますし、本格的4WDの場合には下り坂でエンブレをかけても姿勢が崩れず重宝しますが、フットブレーキに関しては他のクルマとの効きは同じです。
また、4WD車はプロペラシャフトなどの関係でFF車などよりも車重が重い場合も多いために場合によっては止まりにくく注意が必要です。
 
それから、4WDだから絶対にハマらないとかそう言った事はなく、場合によってはスタックしたりもしますし、4WDがスタックしたときには大変な状況だったりしますからその辺を頭に入れておくことが必要です。
 
なお、4WDでも色々なものがあって、フルタイムやパートタイムなどがあります。
フルタイムは4WD の走行時に最高の性能になるようになっていますから、いつでもかなりの安心が有る一方で、夏場には無駄な4WDとなり、燃費も悪いです。
 
パートタイムは夏場は4WDをオフに出来ると言ったメリットがありますが、4WDに最適化されていない車種もあるので、4WDのまま高速走行したりする場合には注意が必要です。
また、滑った時だけ入れれば良いと思う方もいらっしゃるかと思いますが、大抵は滑った時にはもう既にとき遅しな場合が多いために冬道ではパートタイムの場合は常時4WDを入れて走行する事をお勧めします。
また、(電子などでの)制御型の4WDの場合も最新の物は性能が向上していますが、古いものなどでは滑ってから効き出すといったものもあるので、注意が必要です。
 
車種に依る挙動の変化など
ここからは車種による違いなどを考えます。ここに関しては助手席に乗った時の話など私が実際に運転していないクルマの話もあるので、一部に事実と異なる点がありましたらご了承下さい。
 
RVなど(ミニバンや1BOXもRVと似た扱いとなります)
 
冬道といえばRVという考えの方も多いと思います。それはもちろん間違えではありません。
太いタイヤ、高い運転席は冬の峠では吹雪いても見通しが利いたりと便利だったりしますので、峠越えなどでは抜群の信頼性があります。(もちろん過信はいけませんがね)
しかしながら、峠では無く市街地走行の場合には、タイヤの接地面積が大きく若干グリップしやすい他はデメリットも多かったりします。
 
まずは車重が重い場合が多いために、タイヤが大きいとはいえブレーキが効きにくい場合もあります。
 
冬は雪のためにで道路が狭くなります。そう言った時に大きなクルマは取り扱いが大変だったりすれ違えなかったりしますから非常に大変です。
また、タイヤが大きいのは良いのですが、他のクルマと轍が違う場合などは大変に運転しずらかったりします。
それから車重が重く、車高が高い場合が多いので一旦ハマると押し出すのにも一苦労します。
ですから場合によっては注意が必要です。
 
コンパクトやセダン、軽など
こちらは、軽量なクルマ達です。
RVやミニバンとは全く逆の話になります。
 
まずは、車高が低いクルマなどは新雪をこいだり、春先の段差のある場所では注意が必要ですし、俗に言う腹つかえの可能性も出てきます。
 
また、峠などでは視界が悪めだったり、セダンなどはボンネット部のために雪山のある小路から幹線道路に出る時には冷や冷やものだったりします。
 
他にも軽の場合は轍と車輪が合わない場合もあるためにこちらも運転しにくい場合があります。
 
一方で、市街地などでは4WDであればコンパクトや軽などでも、そう簡単にスタックしませんし、すれ違いも簡単だったり、ハマった時の救援も幾分楽です。
ですから必ずしもコンパクトとかセダンタイプが冬に不適とは言えません。
 
ただ、こういった各種クルマの性能の違いを考慮に入れて置くことは大変に重要です。
 
なお、これらは大まかな違いですので、実際にはこれを多少参考にして自分なりにご自分のクルマで考えてみてください。
 
次回から実践偏に移り、停車の方法と緊急時の脱出などを取り上げます〜。
更新日時:
2005/12/15 
4      F-15の冬のドラテク〜。第四回、挙動〜全般編Ver1.00
今回はクルマの挙動などに関する話です。
 
冬道でのクルマの挙動〜全般編
冬道と夏道でのクルマの挙動の違いの原因はタイヤと路面との摩擦の違いにあります。
 
ここでよくレースなどの極限運転で使われるタイヤの摩擦円グラフと言うものがあります。
 
これは、タイヤの現在の状況を点として表しグリップ力の限界を円として表し、点がその円内ならばグリップが効きクルマの挙動は安定したまま動作しますが、点が円から出る、つまりはグリップ限界を超えるとクルマの挙動は乱れます。
なお、円の見方は円の中に点があり、点を円の中心にあると止まった状態や定常運転状態。前にずらすと加速、後ろにすると減速、横に動かすと旋回になります。
 
この円を頭に入れて運転すると、冬はもちろん夏でも良いことが多いと思います。
たとえば、峠の下りで曲がりながら、ブレーキを踏んではいけないのは、旋回でグリップが限界(円の中心から真横の線と点が接している状態)の時に減速すると点が後ろに移動しますよね。
すると点(グリップ力)が限界を超え、挙動が乱れるからです。
 
また、この円は速度や路面の状況で大きくなったり小さくなったりします。
たとえば、雨の日は路面との摩擦が小さくなるため、円は小さくなり晴れた日よりも急な動作が出来なくなります。
 
これを頭に入れた上で冬道を考えると雨の日より滑るので摩擦円は非常に小さくなります。
つまり、これが冬道では急のつく動作はしてはならないという事に繋がります。
 
では、どういった事に気を付ければ良いのでしょうか。
まずは、発進です。
摩擦円が小さく急発進には向きません。したがってアクセルをジワッと踏む感じで加速していく必要があります。
特に、不用意にあまりにふかすとタイヤで穴を掘ってしまい、スタックする可能性もありますから注意して下さい。
 
また、場合によってはマニュアルでは二速発進やオートマでも冬道モードに入れるとクルマの側で有る程度コントロール出来るので、夏道に近い感覚で運転できて楽だと思います。
 
旋回
夏よりも摩擦円が小さいため、左折などの時には夏以上に減速して交差点に入るなどの必要があります。
 
それから、峠などのカーブも問題です。
登りはそれほど気を遣う必要は無いのですが、下りが大変危険です。
まずは、カーブ中では絶対にブレーキをかけてはいけません。
これは、夏でも当然の事ですが、冬ではなおさらです。
ブレーキも利きにくいので、カーブ前での減速もいつも以上に早めにかけないと、減速が間に合わない危険があります。
 
また冬道の下りカーブではエンジンブレーキも場合によっては挙動を乱す原因となります。
特にカーブの途中でエンブレをかけると、旋回で限界だった摩擦が外にずれて挙動が乱れる危険がある他、FRやFF、パートタイムの4WDなどでは後輪または前輪のみにブレーキがかかる為に同じく挙動が乱れる事があります。
 
ですから冬の峠の下りなどでは、直線でしっかり減速して、カーブへは絶対に曲がりきれる速度で進入が基本です。
遅すぎた時には若干加速し直す位のつもりで進入してください。
 
また、どのカーブでも出来る限りアクセルオフ(アクセルもブレーキも踏まない状態)で曲がれば、全てのグリップを旋回に使用出来るために、安全性が増します。
 
 
減速
冬場はこれが最も問題となります。
私も今までに、一時停止や赤信号の時に冷や冷やしたことが、多数あります。
基本はゆっくり早めにブレーキです。普通に回りに合わせて走る場合には回りも同じように走っているので、大丈夫ですが、自分の車が信号の変わり目などになった場合は止まるかどうかの判断が非常に難しいです。
市街地の場合は、二つ、三つ先の歩行者用信号を見たり、いつも以上に先行車両の動静などを見極めましょう。
 
また、下り坂の先にある一時停止や交差点は重力が加わるために停止が非常に困難になります。したがって、小路からそういった交差点に出る場合には予め徐行をする。
幹線道路の場合には先に述べた信号の変わり目の見極めをいつも以上にしっかり行って下さい。
 
それから路面状況の見極めも非常に重要です。
冬と言っても暖かい日もあれば寒い日もあります。
滑る順番に
アイスバーン→圧雪→シャーベット→新雪→ウエット→ドライ
となります。
特にスタッドレスタイヤの場合は新雪や圧雪などは得意なので、思ったよりもグリップしますが、アイスバーンではお手上げでみんな恐る恐る走ります。
それはもう、スタッドレスタイヤのすぐ止まると言ったCMは全てウソだと思う程です。
逆に解けている場合などは夏道に近い走行が可能です。
 
しかし、路面の見極めは大変難しく、新雪かと思いきや下にアイスバーンがあったり、状況によります。
また明らかにアイスバーンと解る場合は良いのですが、昼間に暖かく解けて、それが夜に凍った場合はブラックアイスバーンと呼ばれる、見た目はウエットの路面になりまして、ぬれているだけだと思って走っていると滑って酷い目に遭うこともあります。
 
従って見極めは難しいですが、いくつか参考を示したいと思います。
日没
日没すると凍っている率がグンと高まります。したがって、日が落ちると凍る危険が増します。お天道様の力は絶大ですね〜。
それから、日没すると凍る可能性が高まりますが、日が照っているからと言って解けている保証はありません。したがって十分条件だとお考え下さい。
 
橋の上やトンネル出入り口、日陰。
橋の上は下が地面では無いので、熱放射が激しく、凍っている危険が増します。
これは大きな橋に限らずに小さな橋や立体交差など全てにおいて共通です。
 
また、トンネル出入り口はトンネル内が暖かく解けていても外気にさらされ、日陰の出入り口は凍りやすいです。状況の変化にお気をつけ下さい。
それからビルの陰なども危険ですし、道路の南側と北側で違うこともあります。
したがって、こういう点も考慮に入れて運転して下さい。
 
また、ABSがついているクルマは冬道において非常に有効です。
先ほどから述べているように冬道では摩擦(μ)が小さく、あっという間に摩擦限界に達してしまいます。
したがって、ABS無しのクルマでは非常に緊張したブレーキ裁きが必要とされますし。
いざと言うときでも急ブレーキは踏めません。
踏めばとたんに安定を失い、スリップやスピンの原因になります。
 
しかし、ABSがあるといざというときに急ブレーキを踏んでしまってもABSが作動し、スピンなどの危険性を軽減できます。
 
もちろんいつもABSを作動させるようなブレーキを踏むわけにはいきませんから、ABS付きのクルマでも微妙な足裁きが必要ですし、ABSに頼り切りや過信するのは良くありませんが、保険的な意味合いでは非常に重要な装備だと思います。
 
次回はFRやFFと言ったクルマの構造と挙動を予定しています〜。
 
更新日時:
2005/05/02 
5      F-15の冬のドラテク〜。第三回、応用装備Ver1.00
F-15の冬のドラテク〜。第二回、準備。Ver1.00
 
今回は前回の続き。小物やあると便利な物品を紹介します。
 
準備〜応用装備編
 
チェーン
えっ、チェーンって必須装備では?と思われる方が多いと思いますが、実はそれほど重要な装備ではありません。
北海道の場合はトラックや緊急車両などを除くと、チェーンを履いているクルマは1%以下なくらいです。
だって、履くとウルサいし、クルマは傷つくし、メリットは意外に少ないです。(一部がゴムで出来た静粛性に優れたものもあります)
 
F-15も今までチェーンなんて履いたことがありません(本当です)。
北海道民は実はチェーンの履き方を知らないといったジンクスまであるくらいです。
ですから無くても基本的には大丈夫です。
 
ただし、場合によっては必要となります。
まずは、夏タイヤで終わらせようと思っている場合
つまり雪国では無い方で、一時しのぎにスタッドレスの代わりに夏タイヤ+チェーンで過ごす場合には必須でしょうね。
 
駆動方式がFRやFFの場合
次回以降に説明していきますが、FFやFR。なかでもFRの場合は荷重の関係で上り坂で発進出来なくなる可能性があります。こういった状況を防ぐために取り付ける事があります。
 
峠などの過酷な状況
峠などでは市街地と違って、チェーンを履くクルマが増えます。
天候によっては非常に危険な場合もあり、その場合はつけることがあります。
しかし、必ずしも履かなくても走行可能です。
 
運転に自信が無い場合
冬道の運転に自信が無い場合などにもチェーンは有効です。
何てったって、スタッドレスとはアイスバーンでの効きが違いますからね。
もちろん自信の有る方でも転ばぬ先の杖として、履いて置いても良いでしょう。
 
付け方
付け方は、説明書などを見てつけてもらいたいのですが、問題はどのタイヤに付けるかです。
FFなら前輪、FRなら後輪は当たり前ですが、4WDに付ける場合には注意が必要です。
FFベースの4WDのクルマなら前輪、FRベースの4WDのクルマなら後輪が基本です。
 
しかしながら、冬道において最も重要なのは、制動。つまりは止まる事です。
したがって、ブレーキの際は前輪の方の摩擦が重要になってくるために、場合によってはFRベースの4WD車でも前輪に取り付けた方が有効な場合もあります。
なお、これは絶対ではないので、もしも実行なされる時にはご自分で良く調べてから行って下さい。
 
タオル
窓を拭くためです。
ええー、ヒーターで乾かせば良いじゃん。と思われるかもしれませんが、吹雪の際や状況によってはタオルなどで窓を拭いて結露を防止するのが、単純ながら良い場合があります。ですので意外に一枚あると非常に便利〜。
 
スノーマット
冬は靴に雪がついた状態でクルマに乗り込むことが多く、足下がベチャベチャになります。
ここで、カー用品店で売っているスノーマットを敷くと水が溜まってもスノーマットを外に出して水を捨てればOKなので掃除が楽です。
私なんかは無精なので、夏でもスノーマットを敷きっぱなしにしていまして、見た目は変ですが、雨の日のドライブの後も掃除が楽です〜。
あると便利なアイテムです。
 
スノーヘルパー、スコップもしくは要らなくなった座布団や砂。
スノーヘルパーとは、雪に車輪が埋まった時にタイヤにはめて脱出するための道具のことです。カー用品店などに置いています。脱出の際には非常に重宝するらしいです。心配ならあると便利です。
 
しかし、わざわざスノーヘルパーを買わなくても、スコップなどを入れておくとだいぶ違います。また大きなスコップで無くても、園芸用の小さなもので形の良い物などは、スノーヘルパーの代わりに噛まして脱出用に使えます。
更には、使わなくなった座布団や毛布なども同じく、浮いたタイヤに噛ましたりと使い道があります。
 
それから砂。これは出来ればキメの荒いものが良いですが、庭の土でも何でもいいです。
積んであると便利だったりします。
多く積めばFR車の場合にはトランクなどに積むことで、後方に荷重がかかりますし。
いざと言うときにはタイヤ付近などにバラ撒けば、空転防止になります。
これらの物は必須ではありませんが、なにかあるといざというときに便利です。
 
ジャッキ
タイヤ交換用のジャッキの事です。どのクルマにも必ず乗っていると思われますが、タイヤが空転して、どうしょうもなく。更に道具も無い場合には空転している車輪をジャッキで上げて、雪などを詰めて仕切り直すことができます。ですので乗っているか確認してみてください。
 
キャンプ用品、寝袋、カセットコンロなど
これは最初は私も冗談かと思いましたが、冬の峠を頻繁に通らなければならない人のなかには、猛吹雪でクルマがスタックしたとき用に本当に乗せている人もいるようです。
もちろんここまでしなくても大丈夫だとは思いますが、本当に猛吹雪の峠に行く場合などはこれくらいの心持ちが必要だということです。
 
次回はクルマの構造と挙動に関して取り上げたいと思います。
 
更新日時:
2005/03/16 

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Last updated: 2006/11/4